dbx コマンドによるデバッグ

dbx でプログラムを実行する

プログラムを初めて dbx に読み込むと、dbx はそのプログラムの「メイン」ブロック (C, C++, Fortran 90 の場合は main()、FORTRAN 77 の場合は MAIN) におとずれます。dbx は続いて、ユーザーから出されるコマンドを待機します。ここで、別の部分のコードを表示したり、イベント管理コマンドを使用したりすることができます。

プログラムを実行する前に、そのプログラムにブレークポイントを設定することもできます。準備ができたら、run コマンドを使用してプログラムを実行してください。

dbx で引数を指定しないでプログラムを実行するには、次のように入力します。


(dbx) run

任意でコマンド行の引数と入出力の切り替えを追加できます。この場合は、次のように入力します。


(dbx) run [arguments ][ < input_file]  [ > output_file]

run コマンドの出力は、dbx を実行しているシェルに noclobber を設定した場合でも、既存ファイルを上書きします。

run コマンドそのものは、前の引数とリダイレクトを使用して、プログラムを実行します。rerun コマンドは、元の引数とリダイレクトなしでプログラムを実行します。