dbx コマンドによるデバッグ

概要

RTC はコレクタを除く、ブレークポイントの設定や変数の検査などのデバッグ機能とともに使用することができます。

次に、RTC の機能を簡単に説明します。

-g フラグを付けてコンパイルすると、RTC エラーメッセージでのソース行番号の関連性が与えられます。RTC は、最適化 -O フラグによってコンパイルされたプログラムを検査することもできます。-g オプションによってコンパイルされていないプログラムについては、特殊な考慮事項があります。

RTC の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。

RTC を使用する場合

大量のエラーが一度に検出されないようにするには、RTC を開発サイクルの初期の段階で使用します。この段階では、プログラムの構成要素となる個々のモジュールを開発します。この各モジュールを実行する単位テストを作成し、RTC を各モジュールごとに 1 回ずつ使用して検査を行います。これにより、一度に処理するエラーの数が減ります。すべてのモジュールを統合して完全なプログラムにした場合、新しいエラーはほとんど検出されません。エラー数をゼロにした後でモジュールに変更を加えた場合にのみ、RTC を再度実行してください。

必要条件

RTC を使用するには、次の要件を満たす必要があります。

制限事項

RTC は、8Mバイトより大きなプログラムのテキスト領域およびデータ領域を処理しません。

実行可能イメージに特殊ファイルを挿入すると、8Mバイトより大きなプログラムのテキスト領域とデータ領域を処理することができます。