dbx コマンドによるデバッグ

接続されたプロセスへの RTC の使用

RTC は、接続されたプロセスでも動作します。ただし、接続したプロセスで RTC を使用するには、そのプロセスに librtc.so を事前に読み込んでおく必要があります。librtc.so は製品の lib ディレクトリにあります (dbx のパスの ../lib。製品が /opt にインストールされている場合は、/opt/SUNWspro/lib/librtc.so)。

librtc.so を事前に読み込むには、次のように入力します。


% setenv LD_PRELOAD path-to-librtc/librtc.so

必要な場合にのみ librtc を事前に読み込むように設定し (attach の場合と同様)、常時読むことがないようにしてください。次に例を示します。


% setenv LD_PRELOAD...
% start-your-application
% unsetenv LD_PRELOAD

プロセスに接続したら、RTC を有効にすることができます。

接続したいプログラムがフォークされるか、または別のプログラムによって実行された場合は、LD_PRELOAD をフォークを行うメインプログラムに設定する必要があります。LD_PRELOAD の設定値は fork/exec を通して継承されます。