dbx コマンドによるデバッグ

配列表示の自動更新

配列式の値は、プログラムの実行とともに変化します。配列式の新しい値を、プログラム内の特定の位置で表示させるのか、または一定の時間間隔で再表示させるのかを選択できます。この選択は、グラフオプション内の「更新時期」の設定で行います。

プログラムがブレークポイントで停止するごとに配列の値を更新させる場合は、「更新時期」の「プログラム停止」オプションをオンにする必要があります。このようにすると、プログラムが進行していく段階で、各停止位置ごとの配列値を見ることができます。このオプションは、各ブレークポイントでデータの変更を表示させる場合に使用します。この機能は、デフォルトではオフに設定されています。

実行時間が長いプログラムの場合は、「更新時期」の「一定間隔で」オプションを選択すると、時間の経過とともに変化する配列値の変化を見ることができます。一定間隔での更新を使用すると、タイマーが一定 (n) の間隔ごとに自動的に設定されます。この間隔はデフォルトでは、1 秒に設定されています。デフォルトの設定を変更する場合は、「グラフ」→「デフォルトオプション」を選択し、「デバッグオプション」ダイアログボックス内の更新時間間隔を変更します (これは必ず データグラファカテゴリから行う必要があります)。


注 -

タイマーに設定された一定の間隔ごとに、Workshop はグラフ表示の更新を行いますが、配列がこの特定の時間に範囲外にある場合は、更新は行われません。


また、タイマーは、データ収集、メモリーのリークチェックまたはアクセスチェック時にも使用されるため、標本コレクタまたは実行時チェック機能の実行時には、「一定間隔での更新は設定できません。