dbx コマンドによるデバッグ

fork 後のプロセス追跡

子プロセスが fork(2) を実行すると、プロセス ID は変わりますが、プロセスイメージは変化しません。dbx の動作は、dbxenv 変数 follow_fork_mode の設定値に従って次のように異なります。

parent (親プロセス)

従来の動作です。dbx は fork を無視し、親プロセスを追跡します。

child (子プロセス)

このモードでは、dbx は新しい pid を使用して、フォークされた子に接続します。元の親は切り離され、それ以上意識されません。

both (両方)

このモードは、Sun WorkShop から dbx を使用する場合しか利用できません。

ask (質問)

dbx が fork を検出するたびにプロンプトが表示され、parent、child、both のどのモードを使用するか問い合わせてきます。stop を選択すると、プログラムの状態を調べてから、cont を使用して実行を続けることができます。この場合は、再度方法を選択するよう要求されます。