dbx コマンドによるデバッグ

save

save コマンドは、直前に実行された runrerun、または debug コマンドから save コマンドまでに発行されたデバッグコマンドをすべてファイルに保存します。このデバッグセッションのセグメントは、デバッグ実行と呼ばれます。

save コマンドは、発行されたデバッグコマンドのリスト以外のものも保存します。実行開始時のプログラムの状態に関するデバッグ情報、つまり、ブレークポイント、表示リストなども保存されます。保存された実行を復元するとき、dbx は、保存ファイル内にあるこれらの情報を使用します。

デバッグ実行の一部、つまり、入力されたコマンドのうち指定する数だけ最後から除いたものを保存することもできます。次の例 A は、すべて保存された実行を示しています。例 B は、保存された同じ実行から、最後の 2 ステップを除いたものを示しています。

Graphic

保存する実行の終了位置がわからない場合は、history コマンドを使用して、セッション開始以降に発行されたデバッグコマンドのリストを確認してください。

save コマンドまでのデバッグ実行すべてを保存するには、次のように入力します。


(dbx) save

デバッグ実行の一部を保存するには、次のように入力します。


(dbx) save -number

number は、save コマンドの直前の、保存したくないコマンドの数を示します。