dbx コマンドによるデバッグ

C++ プログラムにおける無名引数を評価する

C++ では、次のように無名の引数を持つ関数を定義できます。


void tester(int)
{
};
main(int, char **)
{
   tester(1);
};

無名の引数はプログラム内のほかの場所では使用できませんが、dbx は無名引数を評価できる形式にコード化します。その形式は次のとおりです。


_ARG%n

ここで、dbx%n に整数を割り当てます。

dbx によって割り当てられた引数名を入手するには、調べたい関数名を指定した whatis コマンドを実行します。


(dbx) whatis tester
void tester(int _ARG0);
(dbx) whatis main
int main(int _ARG1, char **_ARG2);

無名の関数引数を評価 (表示) するには、次のようにします。


(dbx) print _ARG1
_ARG1 = 4