dbx コマンドによるデバッグ

examine または x コマンドの使用

examine コマンドまたはその別名 x を使用すると、メモリーの内容やアドレスを表示することができます。

あるメモリーの内容を表示するには、書式 fmtcount 項目の addr で表される次の構文を使用します。デフォルトの addr は、前に表示された最後のアドレスの次のアドレスになります。デフォルト count は 1 です。デフォルト fmt は、前の examine または x コマンドで使用されたものと同じです。

examine コマンドの構文は次のとおりです。


examine [addr] [/ [count] [fmt]]

addr1 から addr2 までのメモリー内容を書式 fmt で表示するには、次のように入力します。


examine addr1, addr2 [/ [fmt]]

アドレスの内容ではなくアドレスを指定の書式で表示するには、次のように入力します。


examine addr = [fmt]

examine によって最後に表示されたアドレスの次のアドレスに格納された値を出力するには、次のように入力します。


examine +/ i

式の値を出力するには、式をアドレスとして入力します。


examine addr=format
examine addr=