dbx コマンドによるデバッグ

dlopen() と dlclose()

dbx は、dlopen または dlclose の発生を自動的に検出し、読み込んだオブジェクトのシンボルテーブルを読み込みます。読み込まれたオブジェクトへのブレークポイントの設定やデバッグは、プログラムのほかの部分と同じように行うことができます。

共有オブジェクトの読み込みが取り消されると、シンボルテーブルは破棄され、ブレークポイントは status を要求すると“defunct”(消滅) と報告されます。残念ながら、直後の run 操作でオブジェクトが読み込まれた場合に、ブレークポイントを自動的に有効にする方法はありません。

dlopendlclose の 2 つのイベントを when コマンドやシェルプログラムで使用することにより、dlopen 型の共有オブジェクトでのブレークポイント管理の負荷を軽減できます。