ループレポートはプログラムに関連したタイミングファイルを一緒に読み込みます。タイミングファイルは、-zlp オプションを使用する場合に作成され、ループに関する情報を含みます。通常、タイミングファイルには program.looptimes という形式の名前が付けられ、プログラムと同じディレクトリに収められます。
しかし、 タイミングファイルの位置を指定する方法も 4 種類ほど用意されています。ループレポートは、以下に示すルールに従ってタイミングファイルを選択します。
コマンド行オプション -p が使用された場合、ループレポートは -p によって指定されるディレクトリからタイミングファイルを探します。
% loopreport program -p /home/timingfiles > program.loopreport
環境変数 LVPATH が設定されている場合、ループレポートはそのディレクトリからタイミングファイルを探します。
% setenv LVPATH /home/timingfiles % loopreport program > program.loopreport
ループレポートはループ統計情報のテーブルを標準出力である stdout に書き込みます。この出力はファイルにリダイレクトしたり、パイプによってほかのコマンドに受け渡すことも可能です。
% loopreport program > program.loopreport % loopreport program | more