プロファイルフィードバック用のコンパイル行上では、SUN_PROFDATA_DIR によって、絶対パス名 (「/」から始まる) と相対パス名の 2 種類のディレクトリの形式を指定できます。絶対パス名を使用する場合、プロファイルバケットはそのディレクトリに収められます。一方、相対パス名を使用する場合、プロファイルバケットは実行可能ファイルが実行されるカレントの作業ディレクトリに対して相対的な位置関係になります。
たとえば、カレントディレクトリが /home/joe で、SUN_PROFDATA_DIR が .. に設定された状態で /usr/bin/xyz というプログラムを実行すると、プロファイルバケットは /home/joe/../xyz.profile となります。環境変数に指定された値が相対的であるため、プロファイルバケットは /home/joe と相対的な位置関係となります。またこの例では、実行可能ファイル名を使用した、デフォルトのプロファイルバケット名が使用されます。