プログラムのパフォーマンス解析

declare root func

指定された関数をルート関数として解析するよう、ロック lint に指示します。デフォルトでは、関数がほかの関数から呼び出される場合、ロック lint はその関数を呼び出しシーケンスのルートとして解析しようとはしません。

ルート関数とは、解析の開始ポイントです。読み込まれたファイル内から呼び出されることのない関数は本来ルートです。たとえば、直接呼び出されることはないけれど、スレッドの初期開始ポイントである関数 (thread_create 呼び出しのターゲット関数など) もこれに含まれます。しかし、読み込まれたファイルの内側から呼び出される関数が、読み込まれたファイルの外側から呼び出されることもあり、こうした場合は、このサブコマンドを使って、ロック lint にこの関数を解析の開始ポイントとして使用するよう指示する必要があります。