プログラムのパフォーマンス解析

funcptrs

funcptrs は以下の構文を持っています。


funcptrs [-botu] func_ptr ...  
funcptrs [-blotuz]

読み込まれたファイルの中で使用されている関数ポインタについての情報をリストプします。各関数ポインタに対して、1 行分の情報が生成されます。

表 A-6 funcptrs の オプション

オプション 

定義 

 

-b

(bound) 関数ターゲットがバインドされている関数ポインタのみをリストします。つまり、バインドされたターゲットの存在しない関数ポインタの表示は抑制されます。

-l

(long) -ot に相当します。

-o

(other) 各関数ポインタに対する以下の情報を提示します。

Calls=#

読み込まれたファイル中で、関数の呼び出しにこの関数ポインタが使用されている箇所の数を示します。 

=nonreturning

この関数ポインタを介した呼び出しが戻らないことを示します (ターゲットとされた関数が一切戻りま せん)。 

-t

(target) リストされている各関数ポインタのターゲットとして現在バインドされている関数をリストします。以下のように表示されます。

targets={ func ... }

-u

(unbound) 関数ターゲットがバインドされていない関数ポインタのみをリストします。バインドされたターゲットが存在する関数ポインタの表示は抑制されます。

-z 

(zero) 呼び出しが存在しない関数ポインタをリストします。このオプションが省略されると、それを介して呼び出しが行われる関数ポインタについての情報のみが提示されます。

funcptrs には複数のオプションを組み合わせることができます。