start サブコマンドの使用例を以下に示します。
% lock_lint start
ロック lint のコンテキストが確立され、LL_CONTEXT が設定されます。その後、$SHELL によって識別されるプログラムが実行されます (通常は、デフォルトのシェル)。こうして、ロック lint サブコマンドの入力が可能となります。シェルの終了時点で、ロック lint コンテキストも削除されます。
% lock_lint start foo
ロック lint のコンテキストが確立され、LL_CONTEXT が設定されます。その後、コマンド /bin/csh -c foo が実行されます。 この結果、ロック lint コマンドを含む C シェルのコマンドファイル foo が実行されます。/bin/csh による foo のコマンドの実行が終了した時点で、ロック lint コンテキストも削除されます。
ロック lint を起動するシェルスクリプトを使用する場合は、スクリプトの最初の行に #! を挿入することで、そのスクリプトを処理するインタプリタの名前を定義してください。たとえば、C シェルを指定する場合、スクリプトの先頭行は次のようになります。
#! /bin/csh
以下の場合、ユーザーは Korn シェルでロック lint を起動します。
% lock_lint start /bin/ksh
ロック lint のコンテキストが確立され、LL_CONTEXT が設定された後、コマンド /bin/ksh が実行されます。この結果、ユーザーはシェルと対話できるようになります。Korn シェルを終了した時点で、ロック lint コンテキストも削除されます。