更新日付: 2003 年 4 月 30 日 |
Sun[tm] ONE Studio 8, Compiler Collection リリースノート |
Sun[tm] ONE Studio 8, Compiler Collection リリースノートには、 Sun Open Net Environment (Sun ONE) Studio 8, Compiler Collection ソフトウェアの最新のインストール情報とその他の情報が記載されています。このリリースノートの情報は、このリリースに付属する各コンポーネントの Readme ファイルの情報よりも優先します。
製品マニュアル
- リリースノート: リリースノートは、http://docs.sun.com/ から入手することもできます。リリースノートの情報は、各製品の Readme ファイルの情報よりも優先します。
- Compiler Collection マニュアル: マニュアルページ、HTML 形式の Readme ファイル、製品マニュアルは、/opt/SUNWspro/docs/ja/index.html からアクセスできます。
- Compiler Collection Developer Resources Portal: Compiler Collection のマニュアルについては、Compiler Collection Developer Resources Portal の Documentation を参照してください。ここには、技術文献や知識データベースなどの情報もあります。
注: Compiler Collection ソフトウェアが /opt 以外のディレクトリにインストールされている場合は、システム管理者に実際のパスをお尋ねください。
Sun ONE Studio 8, Compiler Collection ソフトウェアは、Solaris[tm] オペレーティング環境 (SPARC[tm] プラットフォーム版、および x86 プラットフォーム版) にインストールできます。システム条件を以下に示します。
Solaris SPARC プラットフォーム版 Solaris x86 プラットフォーム版 オペレーティング環境 Solaris 7、8、9 Solaris 7、8、9 システム 推奨 :
Ultra 60 360 MHz
Sun Blade 100 500 MHz
最小 :
Ultra 10推奨 :
Pentium III 450 MHz
最小 :
Pentium II 350 MHz
メモリー 推奨 : 768 MB
最小 : 256 MBスワップ領域 推奨 : 1024 MB
最小 : 512 MB使用ディスク領域 コンポーネントによって異なります。コンポーネント別のディスク容量条件を参照してください。 OS 構成 全体ディストリビューション、全体ディストリビューションと OEM サポート、または開発者システムサポート 周辺装置 CD-ROM ドライブ
15 インチカラーモニター (1152x900 以上の解像度)他に必要なソフトウェア J2SE 1.4.1 および必須パッチ スワップ領域を確認または追加するには、『Sun ONE Studio 8, Compiler Collection インストールガイド』第 1 章の「システム条件」を参照してください。このマニュアルは、http://docs.sun.com/ からアクセスできます。
Sun ONE Studio 8, Compiler Collection (Solaris SPARC プラットフォーム版) ソフトウェアのダウンロードに必要なディスク容量は約 1 G バイトです。 Sun ONE Studio 8, Compiler Collection (Solaris x86 プラットフォーム版) ソフトウェアのダウンロードに必要なディスク容量は約 165 M バイトです。
Sun ONE Studio 8, Compiler Collection ソフトウェアのコンポーネントごとのディスク容量を以下に示します。
必要なディスク容量の目安 | ||
---|---|---|
インストールするコンポーネント |
Solaris SPARC プラットフォーム版 | Solaris x86 プラットフォーム版 |
Sun ONE Studio 8, Compiler Collection ソフトウェア |
480 M バイト |
130 M バイト |
Sun Performance Library[tm] ソフトウェア |
550 M バイト |
利用不可 |
他社製品のソースコード |
4 M バイト |
4 M バイト |
Sun ONE Studio Compiler Collection リリースに必要なパッチを示します。
Sun ONE Studio Compiler Collection ソフトウェアには、オペレーティング環境に対するパッチが用意されています。今回のリリースに含まれるコンパイラおよびツールを正しく動作させるには、これらのパッチが必要です。以下の Solaris オペレーティング環境の必須パッチは、この Sun ONE Studio 8, Compiler Collection リリースに付属しています。 これらのパッチは、Solaris[tm] Web Start インストールツールの「製品の選択」区画で Solaris パッチのデフォルト設定を変更しない限り、自動的にインストールされます。
Solaris のバージョン
SPARC パッチ番号
x86 パッチ番号
SUNWlibC (C++ 実行時サポートライブラリ)
7 (32 ビット)
106327-19
106328-17
7 (64 ビット)
106300-20
(106327-19 が必要)なし
8 (32 ビット)
108434-12
108436-10
8 (64 ビット)
108435-12
(108434-12 が必要)なし
9 (32 ビット)
111711-05
111713-02
9 (64 ビット)
111712-05
(111711-05 が必要)なし
リンカー
7 (32 ビット)
106950-22
106951-22
8 (32 ビット)
109147-21
109148-21
9 (32 ビット)
112963-05
113986-01
SCCS および make
7 (32 ビット)
106748-04
106749-04
8 (32 ビット)
111697-04
111701-04
9 (32 ビット)
111703-03
なし
アセンブラ
7 (32 ビット)
107058-01
なし 注: Solaris 8 オペレーティング環境で標本コレクタとパフォーマンスアナライザを正しく動作させるには、Solaris 8 12/02 オペレーティング環境をインストールしてください。
Sun ONE Studio 8, Compiler Collection リリースのインストーラの新機能とインストールに関する既知の問題について説明します。
バッチインストーラプログラム/バッチモードアンインストーラプログラムを使用すれば、最小限の作業でソフトウェア製品をインストール/アンインストールできます。このプログラムの詳細は、 『Sun ONE Studio 8, Compiler Collection インストールガイド』 を参照してください。
Forte Developer 6、Forte Developer 7、Sun ONE Studio 8, Compiler Collection Early Access ソフトウェアのいずれかがすでにインストールされている場合は、インストールの指示に従い、必ず別のディレクトリに Sun ONE Studio 8, Compiler Collection ソフトウェアをインストールしてください。これらの製品を同じディレクトリにインストールすると、パッケージをアンインストールする場合に、アンインストーラが誤って別のリリースのパッケージをアンインストールしてしまう可能性があります。
IDE で Sun ONE Studio Compiler Collection ソフトウェアを使用する方法についての詳細は、/opt/SUNWspro/docs/ja/index.html にあるマニュアルの索引ページからアクセスできる IDE の Readme を参照してください。Compiler Collection ソフトウェアが /opt 以外のディレクトリにインストールされている場合は、システム管理者に実際のパスをお尋ねください。
Solaris オペレーティング環境に対するパッチのインストール中に割り込みを実行すると、そのパッチは削除されます。Web Start インストールツールが Solaris オペレーティング環境に対するパッチを追加している間は、中止ボタンをクリックしないでください。 中止ボタンをクリックすると、インストーラにより、中止ボタンがクリックされなければインストールされていたはずのパッチを削除するアンインストールスクリプトが実行されます。復元するには、インストーラを使用して、削除されたパッチをすべて再インストールします。
開始画面で「次へ」をクリックすると、次の警告メッセージが表示される可能性があります。このメッセージは無視することができます。Warning: Name: HorScrollBar Class: XmScrollBar The specified scrollbar value is greater than the maximum scrollbar value minus the scrollbar slider size.
『Sun ONE Studio 8 インストールガイド』の第 3 章で説明しているように、Solaris SPARC プラットフォームのシステム上でアンインストーラを使用して Forte Developer 6 update 2 への Sun ONE Studio 8 コネクタをアンインストールした場合、アンインストールログには正常に完了したと記録されていても、完全にはアンインストールされていません。
回避策:
コネクタをアンインストールする場合は、以下のように pkgrm コマンドを使用してください。
pkgrm SPROkrypt注:上記の回避策を行うのは、非常に特殊な場合に限ります。 Sun ONE Studio Compiler Collection ソフトウェアの他のコンポーネントをアンインストールする場合は、pkgrm コマンドは使用しないでください。. 通常は、製品とともに提供されるアンインストーラを使用してください。
-xopenmp オプションを使用して OpenMP[tm] の並列化を有効にすると、プログラムを潜在的にマルチスレッドにすることができますが、-D_REENTRANT フラグはコンパイラには渡されません。-D_REENTRANT フラグの欠如により、いくつかのコード (特に、標準 C++ ライブラリからのテンプレート) のスレッド同期化とのコンパイルが無効になり、その結果、プログラムが誤った値を生成することになります。
回避策: -xopenmp オプションをインクルードする場合は、必ず -D_REENTRANT フラグをコンパイラコマンド行でインクルードしてください。
Sun ONE Studio Compiler Collection リリースのマニュアルについての情報を示します。 リリースノートの情報は、他のすべてのマニュアルの情報よりも優先します。
Sun ONE Studio Compiler Collection の本リリースには、以下のマニュアル類が含まれています。
- Readme: 新機能およびソフトウェアの修正事項、既知の問題、制限事項、互換性について説明しています。
HTML 形式の Readme ファイルは、ローカルシステムまたはネットワーク上の /opt/SUNWspro/docs/ja/index.htmlにあるマニュアルの索引ページからアクセスできます。 Compiler Collection ソフトウェアが /opt 以外のディレクトリにインストールされている場合は、システム管理者に実際のパスをお尋ねください。
HTML 形式のマニュアル (英語版) は、Sun ONE Studio Developer Resources Portal http://forte.sun.com/s1scc/documentation からアクセスすることもできます。日本語版は PDF 形式のみの提供となります。
- マニュアルページ: ユーザーコマンド、ライブラリインタフェースおよび関数、システムコール、ファイル形式について説明しているオンラインのリファレンスマニュアルページです。 マニュアルページには、コマンドの構文、使用法、関連コマンドへのポインタ、そして追加の参考情報が説明されています。
HTML 形式の Readme ファイルは、ローカルシステムまたはネットワーク上の /opt/SUNWspro/docs/ja/index.htmlにあるマニュアルの索引ページからアクセスできます。 シリアル番号インストールツールで使用する snit(1) コマンドのマニュアルページは、HTML 形式では提供されません。コマンド行で man snit と入力することで、このコマンドのマニュアルページ参照できます。Compiler Collection ソフトウェアが /opt 以外のディレクトリにインストールされている場合は、システム管理者に実際のパスをお尋ねください。
HTML 形式のマニュアル (英語版) は、Sun ONE Studio Developer Resources Portal http://forte.sun.com/s1scc/documentation からアクセスすることもできます。日本語版は PDF 形式のみの提供となります。
- マニュアル (PDF 形式) Sun ONE Studio 8, Compiler Collection リリースのマニュアルページや Readme ファイルの情報は、このマニュアルに記載されている情報よりも優先します。
PDF 形式のマニュアルは、ローカルシステムまたはネットワーク上の /opt/SUNWspro/docs/ja/index.htmlにあるマニュアルの索引ページからアクセスできます。Compiler Collection ソフトウェアが /opt 以外のディレクトリにインストールされている場合は、システム管理者に実際のパスをお尋ねください。
PDF 形式のマニュアルは、 http://docs.sun.com からもアクセスできます。「Sun ONE Studio 8, Compiler Collection」で検索してください。
PDF 形式の製品マニュアルを表示するには、Adobe® Acrobat Reader ソフトウェアが必要です。このソフトウェアをダウンロードするには、 http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep.html を参照してください。
現在確認されている、国際化および日本語化に関する情報および問題点を説明します。
日本語環境では、C++ の一部のヒントメッセージが出力されません。(バグ ID: 4366609)
examine コマンドでマルチバイト文字列を 'W' を使用して表示すると、すべての文字列が表示されず、最初の 1 文字しか表示されません。 (バグ ID:4662067)
Alt キーを使用したニーモニックキーを使用することができません。(バグ ID:4853313)
次のコンポーネントを ja_JP.PCK ロケール上で使用することができます。ja_JP.PCK ロケール上での制限事項
- C コンパイラ
- dbx
- dmake
ja_JP.PCK ロケール上での既知の問題
- すべてのツールにおいて、ファイル名およびディレクトリ名に PC 漢字 (シフト JIS) コードを使用した場合の動作は保証されません。
- PC 漢字 (シフト JIS) 文字列を、コメントまたは文字リテラルとして直接 C のソースコード中に埋め込んで使用する場合には、以下のように -xcsi オプション付きでコンパイルする必要があります。
% cc -xcsi sjis_src.c
このオプションは、構文解析部で文字リテラルをバイト単位ではなく文字単位で扱うためのものです。従ってソース中に PC 漢字 (シフト JIS) 文字列が使われていない場合は使用する必要はありません。また、このオプションは C コンパイラで PC 漢字文字列を扱うための一時的な解決法で、将来のリリースでのこのオプションのサポートは保証されません。- C コンパイラでは、コメントおよび文字リテラル以外で PC 漢字 (シフト JIS) コードを使用した場合の動作は保証されません。
- C コンパイラで -xcsi オプションを使用した場合、コンパイル時間が多少長くなります。また、Solaris 7 システムでは次の OS パッチをインストールすることを推奨します。パッチがインストールされていない場合には、コンパイル時間が極端に長くなる場合があります。
Solaris 7 SPARC 106541-07 またはそれ以降のパッチ
Solaris 7 Intel 106542-07 またはそれ以降のパッチ
- lint コマンドの制限事項
lint コマンドは ja_JP.PCK ロケールに対応していないため、ソースコード中に PC 漢字 (シフト JIS) 文字列が使用されているとエラーが発生する場合があります。その場合には、C コンパイラの -v オプションを使用してください。
% cc -xcsi -v test_prog.c
- dbx の run、rerun、runargs、call、bsearch、search コマンドで、PC 漢字 (シフト JIS) 文字の 2 バイト目が \ (0x5c) になるような文字を引数に使用すると正しく動作しません。(バグ ID: 4262961)
- dbx の list、bsearch、search コマンドで、いくつかの半角カナ文字を引数に使用すると正しく動作しません。(バグ ID: 4263317)
次のコンポーネントを ja_JP.UTF-8 ロケール上で使用することができます。ja_JP.UTF-8 ロケール上での制限事項
- C コンパイラ
- C++ コンパイラ (Tools.h++, STL を除く)
- dbx
- dmake
- すべてのツールにおいて、ファイル名およびディレクトリ名にUTF-8 文字コードを使用した場合の動作は保証されません。
- C++ Tools.h++ ライブラリ、標準ライブラリにおける UTF-8 文字の使用は保証されていません。
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