次の表に、Sun Management Center 3.5 ソフトウェアのインストールにあたってあらかじめ確認しておくべき情報を示します。
表 6–1 Sun Management Center のインストール前に必要となる情報
項目 |
説明 |
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管理者のユーザ名 |
Sun Management Center サーバマシン上で Sun Management Center 管理者を割り当てるには、有効な Solaris ユーザ名が必要です。 |
ネットワークアドレッシングモード |
Sun Management Center は、サーバとエージェント間の通信に 2 種類のアドレス指定、IP アドレス指定と Network Address Translation (NAT) を使用します。次の情報を確認する必要があります。
詳細については、付録 D 「ネットワークアドレス変換 (NAT)」を参照してください。 |
Sun Management Center のセキュリティキー |
初めてのインストール - Sun Management Center は、プロセス間の通信に暗号化されたセキュリティキーを必要とします。このセキュリティキーは、ユーザが指定した一意のパスワードにもとづいて生成されます。 このパスワードは厳重に保存してください。Sun Management Center のインストールを変更する場合、このパスワードが必要となります。 アップグレードインストール – 旧バージョンの Sun Management Center からアップグレードを行う場合、そのバージョンで使用したパスワードを指定する必要があります。 |
SNMPv1 コミュニティ文字列 |
Sun Management Center 3.5 は、セキュリティのために SNMPv1 コミュニティ文字列を必要とします。デフォルトは public です。public よりも安全性の高い独自の文字列を指定することもできます。 SNMPv1 文字列は厳重に保存してください。Sun Management Center インストールを変更する場合、SNMPv1 セキュリティ文字列が必要となります。 |
Web サーバのセキュリティキー |
Sun Management Center Web サーバは、暗号化されたセキュリティキーを必要とします。このセキュリティキーは、組織名と場所にもとづいて生成されます。 組織名と場所は厳重に保存してください。Sun Management Center Web サーバを変更する場合に、この情報が必要となります。 |
ベースコンポーネント |
初めてのインストール – 各コンポーネント (サーバ、エージェント、およびコンソール) のインストール先となるマシンを決定します。第 2 章「Sun Management Center 3.5 の要件」を参照してください。 アップグレードインストール – 現在のマシンに、各マシンにインストールされているコンポーネントを新バージョンにアップグレードするために必要なディスク容量の確保ができるかどうかを確認します。 |
アドオン製品 |
アドオン製品に付属している補足資料に目を通し、どのアドオンをインストールするか決定します。 アドオン製品は、Sun Management Center サーバと同じマシンにインストールされます。サーバとして選択したマシンに十分なリソースがあることを確認します。Sun Management Center ベースアドオンの要件を参照してください。 |
必要な容量 |
/opt ディレクトリに十分な容量がない場合、次のいずれかの方法で調整する必要があります。
/opt と /var/opt に必要な容量については、Sun Management Center ベースレイヤの要件、Sun Management Center ベースアドオンの要件、およびアドオン製品に付属している補足資料を参照してください。 |
設定するアクセス権 |
スーパーユーザとして各マシンで、/var/opt と /opt/SUNWsymon ディレクトリへの書き込み権が必要です。また、chmod などのコマンドを実行する権限も必要です。 |
言語 |
オンラインヘルプで使用したい追加の言語を決定します。 |
ポート |
次に示すポートの割り当てを決定します。
詳細については、デフォルトのポートを参照してください。 |