Sun Management Center には、大規模エンタープライズの管理を簡易化する機能がいくつか用意されています。その 1 つ Reference Domains を利用すると、いくつものサーバコンテキストにわたって複数のグループで管理情報を共有できます。大々的に分散された管理オペレーションの実施に役立つ Grouping Operations システムという機能もあります。
グルーピングシステムは、データプロパティ値の設定やデータプロパティ属性の変更に利用できます。また、Sun Management Center サーバ環境へのモジュールの読み込みおよび読み込み解除、有効化および 無効化なども行えます。これらの処理はすべて、管理対象システムと管理対象ノードから成る大規模のグループに適用できます。これらのグループは、既存のトポロジ構造または柔軟な検出タイプのフィルタを使用して定義できます。グループ化の作業は保存と実行を何度も繰り返すことができ、スケジューラを使用して自動化することも可能です。グループ化の作業には、参照ノードの全構成をサーバにプールし、続いてすべての類似ノードにプッシュすることによってこの構成を複製する Module Configuration Propagation (MCP) という機能もあります。
参照ノードの詳細は、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』の「遠隔管理ドメインの監視」を参照してください。グループ処理の詳細は、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』の「グループ関連ジョブの管理」を参照してください。