ノードは、メインコンソールウィンドウの「編集」メニューから「オブジェクトの作成」機能を使用して作成します。
ノードを作成するためには、事前に管理ドメインが存在している必要があります。管理ドメインの作成方法の詳細は、「管理ドメインを作成する」を参照してください。
メインコンソールウィンドウの階層表示で、新規オブジェクトを作成する管理ドメインを選択します。
管理ドメインの最下位グループを指定して、そこに新規オブジェクトを作成します。たとえば、ある管理ドメインの 1 つのキャンパスに属するビルディング内にノードを作成する場合、そのビルディングを最下位グループとして選択します。
メインコンソールウィンドウの「編集」メニューから「オブジェクト作成」を指定します。
「オブジェクト作成」ウィンドウが表示されます。デフォルトで「ノード」タブが選択されています。
「オブジェクト作成」ウィンドウの上半分で、新規ノードを設定します。
「監視ツール」コンボボックスから、新規ノードを監視するソフトウェアまたはエージェントを選択します。
エージェントとモニターには 7 つのカテゴリがあります。選択したオブジェクトにエージェントが対応しない場合は、通常 SNMP Ping を使用することができます。有効なエージェントまたは ping コマンドを指定しなければ、作成は失敗します。次の選択肢が利用できます。
Sun Management Center エージェント – ホスト
Sun Management Center エージェント – プラットフォーム
Sun Management Center エージェント - モジュール
SNMP プロキシ
SNMP Ping
ICMP Ping
監視なし
エージェントオブジェクトを作成するためには、MIB-II モジュールを読み込む必要があります。このモジュールがないと、ping ホストまたは SNMP ホストとしてしかエージェントを作成することができません。
これらの監視オプションの詳細は、「エージェントとモニター」を参照してください。ご使用のプラットフォーム固有のオブジェクトを作成する方法については、該当するプラットフォームの追補マニュアルを参照してください。
必要に応じて、「タイプ」フィールドのプルダウンメニューからタイプを選択します。
「タイプ」フィールドは、「監視ツール」フィールドで「SNMP Ping」、「ICMP Ping」、または「監視なし」が選択されている場合のみ表示されます。
次のタイプが利用できます。
サーバー
ワークステーション
PC
ルーター
プリンタ
端末集配信装置 (コンセントレータ)
必要に応じて、「オブジェクト作成」ウィンドウをスクロールしてオブジェクトを選択します。
監視のタイプによっては、「オブジェクト作成」ウィンドウの右側に選択したオブジェクトのアイコン群が表示されます。これらのアイコンは、ノードを作成した時点で、階層表示とトポロジ表示に表示されます。
(省略可能) 「ノードラベル」フィールドで一意の名前を作成します。
デフォルトラベルはホスト名です。
(省略可能) ノードの説明を入力します。
「オブジェクト作成」ウィンドウの下半分に、要求された情報を入力します。
ウィンドウの下半分に表示される質問は、手順 aで選択したエージェントまたはモニターによって異なります。「監視なし」の場合を除き、ほとんどのエージェントやモニターを選択すると次の情報が要求されます。
ノードホスト名
ノード IP アドレス
ホスト名か IP アドレスのいずれか一方、または両方を入力できます。ホスト名と IP アドレスが重複する場合は、ホスト名が優先されます。
さらに、次の項目のいずれか 1 つまたは複数について情報が要求されます。
Sun Management Center のエージェントポート番号 (デフォルト値は 161)
プロキシホスト名と IP アドレス (監視ツールが SNMP プロキシの場合)
SNMP の読み込みおよび書き込みコミュニティー (監視ツールが SNMP Ping の場合。読み込みコミュニティーのデフォルト値は public、書き込みコミュニティーのデフォルト値は private)
モジュール名
新規ノードをトポロジに追加して「オブジェクト作成」ウィンドウを閉じるには、「了解」ボタンをクリックします。
「オブジェクト作成」ウィンドウの下に次のメッセージが表示されます。
ノードを作成しています...お待ちください。 |
作成要求が成功すると、メインコンソールウィンドウが更新されて新規ノードが表示されます。
作成要求が失敗すると、「オブジェクト作成」ウィンドウの下にエラーメッセージが表示されます。エラーの原因として次のいずれかが考えられます。
ノードを作成する権限がない。
ノード上で Sun Management Center エージェントを起動する必要がある。
エージェントホストまたはポート情報が間違っている。
現在の Sun Management Center サーバーコンテキスト上にノードを作成する場合、そのノードの所有権はユーザーのログイン ID になります。これに対し、遠隔サーバーコンテキスト上にノードを作成する場合、通常そのノードの所有権は一般的なユーザー ID になります。これは、Sun Management Center サーバーコンテキスト間のトランザクションのセキュリティー保護に一般的なユーザー ID が必要なためです。詳細は、「Sun Management Center の遠隔サーバーアクセス」を参照してください。
新規ノードの変更方法の詳細は、「オブジェクトの変更」を参照してください。