ファイル走査モジュールはホストを走査して、ユーザー定義パターンを検索します。ファイル走査モジュールの複数インスタンスを読み込んで、複数のファイルを走査できます。このモジュールでは、データプロパティー一覧のための行を追加する必要があります。詳細は、「データプロパティーテーブルに行を追加する」を参照してください。
ファイル走査モジュールには、次の管理対象オブジェクトが存在します。
ファイル ID テーブル
ファイルの統計情報テーブル
走査テーブル
次の表は、ファイル走査のプロパティーについて概要を述べたものです。
表 C–124 ファイル走査プロパティー|
プロパティー |
説明 |
|---|---|
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ファイル ID |
ファイル走査で使用されるパターンの名前 |
|
パターンの状態 |
表示されるパターンの状態 |
|
走査テーブル |
ファイル走査で使用されるパターンの名前 |
次の表は、ファイル ID のプロパティーについて概要を述べたものです。
表 C–125 File ID プロパティー|
プロパティー |
説明 |
|---|---|
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ファイル名 |
走査の対象となるファイルの絶対パス名 |
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走査モード |
ファイル走査のモード |
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開始時刻 |
ファイル走査が当初開始された時間 |
ファイルの統計情報テーブルには、走査対象となるファイルの概要が示されます。次の表は、ファイルの統計情報のプロパティーについて概要を述べたものです。
表 C–126 ファイルの統計情報プロパティー|
プロパティー |
説明 |
|---|---|
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修正時刻 |
ファイルの最終変更日時 |
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ファイルサイズ (バイト) |
ファイルのサイズ (バイト数) |
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行数 |
ファイル内の行数 |
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1 秒あたりの行数 |
1 秒あたりでファイルが変化する速度 (単位: 行) |
次の表は、走査のプロパティーについて概要を述べたものです。
表 C–127 走査テーブルプロパティー|
プロパティー |
説明 |
|---|---|
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行の状態 |
行の状態 |
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パターン名 |
ファイル走査で使用されたパターンの名前 |
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パターンの説明 |
「Scan Results」セクションの「名前」フィールドに表示されるパターンエントリの名前。syslog ファイルにあるフォルトメッセージを探すには、説明の前に FMA を付ける。 |
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正規表現のパターン |
ファイルを走査してエントリを探す場合に使用する正規表現パターン。syslog ファイルにあるフォルトメッセージを探すには、<token>: <value>:<value> の形式でパターンを指定する。ここで示す <token> は障害パラメータであり、<value> は障害パラメータの値です。 |
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パターンの状態 |
表示されるパターンの状態 (on または off)。off の状態は、表示されるパターンがファイル走査で使用されないことを示す |
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一致 |
パターンを含む行の番号 |