Sun Management Center 3.6.1 ユーザーガイド

ファイル走査モジュール、バージョン 2.0

ファイル走査モジュールはホストを走査して、ユーザー定義パターンを検索します。ファイル走査モジュールの複数インスタンスを読み込んで、複数のファイルを走査できます。このモジュールでは、データプロパティー一覧のための行を追加する必要があります。詳細は、「データプロパティーテーブルに行を追加する」を参照してください。

ファイル走査モジュールには、次の管理対象オブジェクトが存在します。

次の表は、ファイル走査のプロパティーについて概要を述べたものです。

表 C–124 ファイル走査プロパティー

プロパティー 

説明 

ファイル ID 

ファイル走査で使用されるパターンの名前 

パターンの状態 

表示されるパターンの状態 

走査テーブル 

ファイル走査で使用されるパターンの名前 

次の表は、ファイル ID のプロパティーについて概要を述べたものです。

表 C–125 File ID プロパティー

プロパティー 

説明 

ファイル名 

走査の対象となるファイルの絶対パス名 

走査モード 

ファイル走査のモード 

開始時刻 

ファイル走査が当初開始された時間 

ファイルの統計情報テーブルには、走査対象となるファイルの概要が示されます。次の表は、ファイルの統計情報のプロパティーについて概要を述べたものです。

表 C–126 ファイルの統計情報プロパティー

プロパティー 

説明 

修正時刻 

ファイルの最終変更日時 

ファイルサイズ (バイト) 

ファイルのサイズ (バイト数) 

行数 

ファイル内の行数 

1 秒あたりの行数 

1 秒あたりでファイルが変化する速度 (単位: 行) 

次の表は、走査のプロパティーについて概要を述べたものです。

表 C–127 走査テーブルプロパティー

プロパティー 

説明 

行の状態 

行の状態 

パターン名 

ファイル走査で使用されたパターンの名前 

パターンの説明 

「Scan Results」セクションの「名前」フィールドに表示されるパターンエントリの名前。syslog ファイルにあるフォルトメッセージを探すには、説明の前に FMA を付ける。

正規表現のパターン 

ファイルを走査してエントリを探す場合に使用する正規表現パターン。syslog ファイルにあるフォルトメッセージを探すには、<token>: <value>:<value> の形式でパターンを指定する。ここで示す <token> は障害パラメータであり、<value> は障害パラメータの値です。

パターンの状態 

表示されるパターンの状態 (on または off)。off の状態は、表示されるパターンがファイル走査で使用されないことを示す 

一致 

パターンを含む行の番号