Sun Management Center のコマンド行インタフェース (CLI) は、英語版のみ提供されています。このバージョンは翻訳されていません。英語版であっても、インストール処理や機能は変わりません。
回避策: 英語以外のロケールでインストールを行うには、GUIでインストール (es-guiinst) と設定 (es-guisetup) を行なってください。
英語以外のロケールを選択しても、使用状況グラフのイメージのタイトルと見出しが英語で表示されます。これらの値の地域対応は行われません。
Solaris 8 OS を使用しているシステムでは、Container Manager で拡張アカウンティング機能が使用不可になっています。したがって、Solaris 8 システムでは、コンテナの CSV ファイルの拡張アカウンティングデータ (Exacct) 列は null になります。
エージェントホストの /etc/project データベース内のプロジェクトが、Sun Management Center のデータベース内のプロジェクトとプロジェクト ID が同じでプロジェクト名が異なる場合、プロジェクトは Container Manager で検出されません。Container Manager では、同じサーバーコンテキスト内のすべてのホスト間でプロジェクト ID が一意である必要があります。
projadd コマンドを使用してプロジェクトを作成しないでください。Container Manager だけを使用してプロジェクトを管理してください。
回避策: projadd コマンドで作成されたデフォルト以外のプロジェクトをエージェントホストの /etc/project データベースから削除し、Container Manager の新規コンテナウィザードを使用してコンテナを作成します。
ゾーン、プールまたはプロジェクトの、作成、変更または削除に失敗したときに表示されるエラーメッセージが不完全で、詳細が表示されません。次のような内容のエラーメッセージが表示される場合があります。
リソースプールを作成できない
ゾーンを作成できない
プロジェクト、ゾーン、またはプールを更新できない
有効なユーザーのコンテナを有効にできない
コンテナをホストに関連付けることができない
回避策: これらのエラーのいずれかが発生した場合は、このあとのプロファイルに関する推奨事項を参照してください。ただし、推奨されている作業を行う前に、ユーザーが有効な Sun Management Center ユーザーであり、必要な管理者権限を持っている (esadm、esdomadm グループに属している) ことを確認してください。
次のコマンドを実行して、必要なプロファイルにユーザーが関連付けられていることを確認してください。
$ profiles <username>
必要なプロファイルは次のとおりです。
Solaris 10 の場合 - ゾーン管理、プール管理、プロジェクト管理
Solaris 9 の場合 - プール管理、プロジェクト管理
Solaris 8 の場合 - プール管理、プロジェクト管理
必要なプロファイルがない場合は、次のコマンドをスーパーユーザーで実行し、ユーザーに関連付けられているプロファイルを変更します。
# usermod -P "<必要なプロファイルをコンマで区切ったリスト>" <username>
システム上にプロファイルが存在しない場合は、/etc/security ディレクトリの prof_attr ファイルに次の形式で必要なエントリを追加します。
Pool Management:::Resource pool management profile:help=RtPoolMgmt.html
Project Management:::Manage Solaris projects:auths=solaris.project.read,solaris.project.write; help=RtProjManagement.html
次のコマンドを実行して、ユーザーが SCM モジュールのローカルアクセスユーザーリストに含まれているかどうかを確認します。
<BASEDIR>/SUNWsymon/sbin/es-config -M scm-container -s
ユーザーがアクセスリストに含まれていない場合は、次のコマンドを実行します。
<BASEDIR>/SUNWsymon/sbin/es-config -M scm-container -l <user_name>
エージェントがクラッシュし、scm-container* のファイルが /var/opt/SUNWsymon/cfg/ ディレクトリに残されています。エージェントが再起動したときに、最高のパフォーマンスではない場合があります。このような状況のときは、次のエラーメッセージが表示される場合があります。
「セキュリティ権限が不十分であるため、操作を完了できません。」
次のコマンドを入力して、エージェント上のプロセスの状態を確認できます。
% ps -eaf | grep esd
回避策: パフォーマンスを向上するには、次のコマンドを入力します。
スーパーユーザーになります。
% su -
エージェントを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a
状態ファイルを削除します。
# rm /var/opt/SUNWsymon/cfg/scm-container*
サーバーを再起動します。
#/opt/SUNWsymon/sbin/es-start -a
サーバーの再起動後に Java Web Console が自動的に再起動しません。
Java Web Console を起動するには、次のコマンドを入力します。
スーパーユーザーになります。
% su -
root パスワードを入力します。
Java Web Console を再起動します。
# /usr/sbin/smcwebserver restart
今後は Java Web Console が再起動するようにします。
# /usr/sbin/smcwebserver enable
回避策: なし
「新規ゾーン」ウィザードの「ロケール」ドロップダウンメニューから無効なロケールを選択すると、ゾーンの作成に失敗します。「ロケール」ドロップダウンメニューには無効なロケール値が含まれる可能性があります。
有効なロケールについては、『 International Language Environments Guide』の「Supported Locales」を参照してください。
回避策: 「新規ゾーン」ウィザードの「ロケール」ドロップダウンメニューから有効なロケールを選択します。ロケール値がわからない場合は、C (英語ロケール) を選択します。
アラームが発生しているときに、アラームバッジそのものではなく、アラームバッジのツールチップが表示される場合があります。
別の区画に移動してからアラームが発生しているオブジェクトのアイコンに戻ると、アイコンのバッジが正しく表示されます。
回避策: なし
ブラウザの「戻る」ボタンをクリックすると、Container Manager から例外がスローされる場合があります。このリリースでは、ブラウザの「戻る」ボタンはサポートされていません。
この例外から回復するには、https://server_name:6789/containers を表示し、適切なページに移動します。
回避策: なし
Solaris 9 オペレーティングシステムでは、newtask コマンドのバグが原因で、一部のプロセス (たとえばユーザー nobody で実行される JavaTM アプリケーション) がコンテナに移動しません。
回避策: ユーザー nobody で実行されるアプリケーションを、 newtask コマンドを使用して適切なコンテナ内で起動します。
# /usr/bin/newtask -p projectname command |
projectname はアプリケーションを起動するプロジェクト、command はアプリケーションを起動するコマンドです。
詳細は、newtask(1) のマニュアルページを参照してください。
次のいずれかの一致式を使用してコンテナ定義を作成してから有効にすると、エージェントホストがハングアップします。
n
ns
nsc
nscd
回避策: newtask コマンドを使用して、適切なプロジェクト内で nscd プロセスを開始します。
# /usr/bin/newtask -p projectname command |
projectname はアプリケーションを起動するプロジェクト、command はアプリケーションを起動するコマンドです。
詳細は、newtask(1) のマニュアルページを参照してください。
Sun Management Center ソフトウェアをサーバーレイヤーに再インストールする場合は、アンインストール時にデータを残してください。同様に、サーバーレイヤーで再設定を行う場合は、データベースを再作成しないオプションを選択します。データを残さずにサーバーレイヤーで再インストールまたは再設定を行なった場合、以前に検出されたエージェントホストがデータベースに含まれなくなる可能性があります。
回避策: 再インストールまたは再設定を行なったあとにホストが見つからない場合は、次の手順でホストで Sun Management Center エージェントを再起動します。
エージェントシステムにログインします。
スーパーユーザーになります。
% su -
次のように入力して Sun Management Center エージェントを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a |
次のように入力して Sun Management Center エージェントを起動します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -a |
ほかの物理マシンに存在するゾーンにアクセスするには、大域ゾーンから zlogin -C <zone-name> を入力し、そのゾーンの設定を行います。
ゾーン作成の「ネームサーバー」フィールドに、ネームサーバー値に続けて IP アドレスを入力します。たとえば、「ネームサーバー」フィールドには、ns1.sun.com (10.255.255.255) のような値を指定できます。