属性エディタには、さまざまなアクティビティのサポート機能が用意されています。ただし、一部のアクティビティは 属性エディタ以外の機能も使用します。ここでは、単純な 属性エディタ専用機能の実行方法 (履歴ログ間隔や再表示間隔の定義など) について説明します。アラーム関連機能についての詳細は、第 12 章「アラームの管理」を参照してください。
属性エディタは特定のデータプロパティ値ごとに開くことができます。また、一部のデータプロパティについては、値列の属性エディタにアクセスすることも可能です。詳細は、「データプロパティ列の属性エディタを開く」を参照してください。
トポロジ表示または階層表示をナビゲートして、データプロパティテーブルにアクセスします。
テーブルの値領域にカーソルを置いて、次のいずれかの方法を実行します。
マウスボタン 1 を押して、ポップアップメニューから「属性エディタ」を選択する。
「属性」アイコンをクリックする。
「属性エディタ」ウィンドウに選択したデータプロパティの固有情報が表示されます。このとき表示されるタブは、選択したデータプロパティによって異なります。
特定のデータプロパティのアラームしきい値を定義する方法については、「アラームの管理と制御」および 「アラームの管理例」を参照してください。
特定のデータプロパティ値の代わりにデータプロパティ列を指定して、その列のすべての値の属性を定義することができます。たとえば、CPU 使用状況テーブルで「% CPU ユーザ時間率」列の属性エディタを開くと、すべての CPU のアラームしきい値と処理を定義することができます。これに対し、特定の % CPU ユーザ時間率値 (CPU 1 に適用される値など) の属性エディタを開いた場合、定義したアラームしきい値や処理は、その CPU だけにしか適用されません。
トポロジ表示または階層表示をナビゲートして、データプロパティテーブルにアクセスします。
対象となる列の列見出しをクリックします。
次のいずれかの方法で、属性エディタにアクセスします。
マウスボタン 1 を押して、ポップアップメニューから「属性エディタ」を選択する。
「属性」アイコンをクリックする。
「属性エディタ」ウィンドウに選択したデータ列の固有情報が表示されます。特定のデータ列のアラームしきい値を定義する方法については、「アラームの管理と制御」および 「アラームの管理例」を参照してください。
再表示間隔は、エージェントがデータを取得する頻度を秒単位で示します。次の例は、システム負荷統計情報モジュールのプロパティに対する再表示間隔の設定例です。
「詳細」ウィンドウの「モジュールブラウザ」タブをクリックします。
階層 (ツリー) 表示の「オペレーティングシステム」アイコンの横にある開くアイコンをクリックします。
オペレーティングシステムモジュールが表示されます。
「カーネルリーダ」アイコンの横の開くアイコンをクリックします。
カーネルリーダのプロパティが表示されます。
「システム負荷統計情報」アイコンをダブルクリックします。
「システム負荷統計情報」のプロパティテーブルが表示されます。
「直前 5 分間の負荷平均」のテーブルセルを選択します。
「属性」ボタンをクリックします。
「属性エディタ」ウィンドウが表示されます。
「再表示」タブボタンをクリックします。
「再表示」パネルが表示されます。
「再表示間隔」フィールドに値を秒で入力するか、「拡張」ボタンをクリックします。
たとえば、300 秒は 5 分のことです。
再表示間隔を適用して「属性エディタ」ウィンドウを閉じるには、「了解」ボタンをクリックします。
これで「システム負荷統計情報のデータ」が 5 分ごとに取得されます。
より大きな再表示間隔を指定すると、エージェントが消費する CPU サイクルが減少します。
履歴情報を設定するデータプロパティの 属性エディタを開きます。
たとえば、次の手順で「直前 5 分間の負荷平均」の 属性エディタにアクセスします。
「履歴」タブをクリックします。
履歴パネルが表示されます。
「サンプリング間隔」フィールドに値を秒で入力するか、「拡張」ボタンをクリックします。
たとえば、2 分ごとに履歴データポイントを収集する場合は、「サンプリング間隔」フィールドに 120 を入力します。
「ディスクファイルに履歴を保存」または「メモリキャッシュに履歴を保存」を指定します。
履歴をディスクファイルとして保存する場合は、次のようにします。
ファイルタイプを、循環またはテキストで指定します。
循環ファイルは、ライン長が 1000 で予め定義されています。ファイルに書き込まれるデータ容量がこの長さを超えると、ファイルは書き込みを最初から上書きします。
フラットテキストのライン長は、定義されていません。情報は、ユーザがプロセスを停止するかディスク容量が超過するまで、フラットファイルの最後に付加されます。データを格納する目的で履歴ファイルを保持する場合は、この機能を使用してください。
テキストファイルの場合は、「テキストファイル名」フィールドにファイル名を入力します。
テキストファイルのファイル名を指定しないと、データは自動的に /var/opt/SUNWsymon/log/agent_default.history ファイルに保存されます。
また、ファイル名に特殊文字 (/ や # など) を含めることはできません。
履歴をメモリキャッシュに保存する場合は、履歴データポイント数を「最大サイズ」 (サンプル) フィールドに入力します。
たとえば、このフィールドに 1000 を入力すると、最新の 1000 データポイントだけがメモリキャッシュに格納され、これより古いデータポイントは消去されます。これらのデータポイントはグラフ化できます。詳細は、「監視データプロパティのグラフを作成する」を参照してください。
履歴ファイルの変更を適用して「履歴」パネルを閉じるには、「了解 」ボタンをクリックします。