単純アラームを作成する場合の手順例を次に示します。この例では、過去 5 分間にシステム負荷が指定値を超過したときのアラーム条件を作成します。
「ホスト詳細: ブラウザ」ページからデータプロパティテーブルを選択します。
この例では、カーネルリーダ (簡易) モジュールの「システム負荷統計情報」テーブルを選択します。
データプロパティテーブルから対象となるデータプロパティを選択します。
この例では、「直前 5 分間の負荷平均」プロパティの値を選択します。
選択したデータプロパティの属性エディタが表示されます。
「属性エディタ」ウィンドウ「アラーム」タブをクリックします。
「アラーム」ページが表示されます。
「重大しきい値 (>)」フィールドに、該当する値を入力します。
この例では .050 を入力します。この値は、アラームの生成プロセスを説明するために、一般的に使用する値より低い設定になっています。
「了解」をクリックして変更を適用し、「アラーム」タブのページを閉じます。
しばらくすると、「システム負荷統計情報」データプロパティテーブルの「直前 5 分間の負荷平均」データフィールドが赤に変わります。さらに、次のフォルダとアイコンに赤色のアラームアイコンが表示されます。ただし、未確認で開始状態の黒色 (停止) アラームがある場合は除きます。
オペレーティングシステム
カーネルリーダ
システム負荷統計情報
「リセット」をクリックして、属性エディタをデフォルトパラメータにリセットします。
「ホスト詳細: アラーム」タブをクリックします。
アラームテーブルが再表示して、作成したアラームが反映されます。
このアラームに肯定応答します。
新しいアラームしきい値を作成して、操作に慣れます。
アラームを作成したあとは、ほかの Sun Management Center ユーザがアラームしきい値を変更できないように、セキュリティ (アクセス権) を設定することができます。セキュリティの詳細は、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。
アラーム情報にすべてのアラームしきい値を含める必要はありません。たとえば、重大アラームのしきい値だけを作成するという設定が可能です。