Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド

検出マネージャの概念

検出マネージャは、ホスト、ルーター、ネットワーク、サブネットを検出できます (「IP アドレス指定の概要」 を参照)。 また、Sun Management Center エージェントがほかのサーバコンテキストに設定されているオブジェクトも検出します (「Sun Management Center のサーバコンテキストとセキュリティ」を参照)。

トポロジオブジェクトの検索とグループ化を行うこともできます。これらのオブジェクトは、単一のハードウェアプラットフォームまたは共同のハードウェアプラットフォーム群と関連付けることができます。検出とグループ化の機能は、このような関連オブジェクトを効果的に管理します。この機能については、グループ化要求を持つマシンアーキテクチャー用アドオンの追補マニュアルで説明しています。


注 –

追加情報は、プラットフォーム別の追補マニュアルを参照してください。オブジェクト検出に関する重要なプラットフォーム別の情報が記載されています。


検出要求は、1 つまたは複数作成することができます。各要求はそれぞれ個別のプロセスとして動作して、検出されたオブジェクトを管理ドメインに追加します。ただし、検出機能のサポート対象は管理ドメインのみで下位グループは対象外のため、要求が追加できるのは管理ドメインに限られます。

また、要求をスケジュール設定して、新規ホストを定期的に検出することも可能です。


注 –

要求 ID は、あらゆる検出要求に割り当てられます。要求 ID は、Sun Management Center 内部の要求に対する一意の識別子で、必ずしも連続した順序ではありません。要求 ID は、「検出要求」ウィンドウの「要求詳細」領域に表示されます。


「オブジェクト検出」ウィンドウの説明

次の表は、「オブジェクト検出」ウィンドウに含まれるフィールドを示しています。

表 4–1 「オブジェクト検出」ウィンドウのフィールド

フィールド 

説明 

名前 

要求に対して作成する名前。複数の要求に同じ名前を付けることができます。 

スケジュール 

要求がスケジュール設定されていれば「はい」、設定されていなければ「いいえ」となります。 

状態 

検出要求の現在の状態を反映して、次のいずれかで表します。 

  • 新規 – 新規の要求が追加されたが、まだ処理されていない。

  • 待ち行列入り – 要求がサーバに送信されたが、処理は開始されていない。

  • 実行中 –要求が現在処理されている。

  • 成功 – 要求処理が成功した。

  • 失敗 – 要求処理が失敗した。

  • 停止 – ユーザが処理を停止した。

  • 0 ホスト追加 – 要求が、フィルタ制限を通過したホストを検出しなかった。

要求の詳細 

選択された検出要求の概要を説明します。 

次の表は、「オブジェクト検出」ウィンドウに含まれるボタンを示しています。

表 4–2 「検出要求」ウィンドウのボタン

ボタン 

処理 

追加 

「新しい検出要求」ウィンドウを介して新規の検出要求を作成します。 

変更 

選択された検出要求を変更します。 

複製 

選択された検出要求のコピーを作成します。 

削除 

選択された検出要求を削除します。 

開始 

選択された検出要求を開始します。この場合、実行中またはスケジュール設定された要求は選択できません。 

停止 

選択された検出要求の動作を中止します。この場合、実行中の要求しか選択できません。 

ログ 

選択された検出要求が生成したログ結果を表示します。