Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド

プロセス表示

図 6–1 の View Processes アプリケーションでは、選択したホストまたはノード上で実行中のプロセスに関する詳細を表示、選択することができます。

プロセス表示を使用するためには、Solarisプロセス詳細モジュールを読み込む必要があります。手順は、「モジュールを読み込む」を参照してください。「アプリケーション」タブをクリックしたときに Solaris プロセス詳細モジュールが読み込まれていない場合は、次の手順を実行してください。

  1. 「詳細」ウィンドウを閉じます。

  2. Solaris プロセス詳細モジュールを読み込みます。

  3. 「詳細」ウィンドウを再び開きます。

図 6–1 プロセス表示

「アプリケーション」タブが選択された状態でプロセス情報を表示した「詳細」ウィンドウ。

次に、プロセス表示で表示可能なプロパティを示します。

表 6–3 プロセス表示のプロパティ

プロパティ 

説明 

プロセス ID

プロセス識別子 

親プロセス ID

親プロセスのプロセス ID 

ユーザ ID

実行ユーザの ID 番号 

ユーザ

実行ユーザのログイン名 

実行ユーザ

実行ユーザ ID 

グループ ID

ユーザのグループ ID 

実行グループ

ユーザの実行グループ ID 

セッション ID

セッションリーダーのプロセス ID 

プロセスグループ

プロセスグループリーダーのプロセス ID 

TTY 

プロセスを制御する端末。制御する端末がないと疑問符(?)が表示される

開始時間

プロセスの起動時間 (時、分、秒)。プロセスの起動時間が 24 時間以上前になると月日を表示する。 

時間

プロセスの累積実行時間 

状態

プロセスの状態 

待ちチャネル

プロセスが休眠中のイベントアドレス。空白だとプロセスは実行中。 

クラス

プロセスのスケジューリングクラス 

アドレス

プロセスのメモリアドレス 

サイズ

スワップ可能なプロセスのイメージに対するメインメモリのページサイズ 

優先順位

プロセスの優先度 

Nice

プロセスのシステムスケジューリングプロパティの 10 進数値 

CPU 時間率 (%)

最近 CPU を使用した時間と同じ期間内に使用可能な時間の比率をパーセントで表示 

メモリ利用率 (%)

プロセスの常駐セットサイズとマシン上の物理メモリの比率をパーセントで表示 

コマンド

コマンド名 

コマンド行

完全なコマンド名と引数を最大 80 文字で表示 

「プロセス統計」ウィンドウ

「プロセス出力」ウィンドウは、「プロセス表示 」ウィンドウで強調表示されているすべてのプロセスについて、 pmappstackpfilespldd のいずれかの統計を表示します。

pmap

各プロセスのアドレス空間マップを表示します。

pstack

各軽量プロセス (lwp) のスタックトレースを表示します。

pfiles

各プロセスで開かれているすべてのファイルに関する fstat 情報および fcntl 情報を表示します。

pldd

プロセスの動的ライブラリを表示します。

「プロセスの概要」フィールド

「プロセスの概要」フィールドは、アクティブか否かに関係なく、全プロセスの統計を一覧表示します。