Sun Management Center 3.6 ユーザーガイド

Web コンソールの属性エディタの「アラーム」タブ

「アラーム」タブでは、関連する単純アラームを持つデータプロパティにのみアラームしきい値を設定することができます。これらの単純アラームは、 rCompare 規則を使用します (付録 D 「Sun Management Center ソフトウェアの規則」を参照)。属性エディタの「アラーム」ページは、単純アラームのアラームしきい値のみ設定可能です。


注 –

アラームしきい値を設定するためには、適切なセキュリティ (アクセス権) が必要です。詳細は、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。


アラーム管理ソフトウェアでは、次のような柔軟なアラーム設定が可能です。

単純アラームは、監視データプロパティがしきい値より大きいか小さいか、あるいはしきい値と一致するかしないかが基準となります。一方、複合アラームは一連の条件が真になると発生します。アラーム規則の詳細は、付録 D 「Sun Management Center ソフトウェアの規則」を参照してください。

次の表は、監視プロパティの一般的な単純アラーム制限を示したものです。アラーム制限は、「パラメータの説明」フィールドに表示されます。ユーザは、選択したデータプロパティに対して、これらのアラーム制限のうち 1 つまたは複数のしきい値を設定することができます。

表 17–1 Sun Management Center ソフトウェアの一般的な単純アラーム制限

アラーム制限 

説明 

重大しきい値 (>) 

値がこのフィールドに入力された制限を超えると、重大 (赤色) アラームが発生する。 

警告しきい値 (>) 

値がこのフィールドに入力された制限を越えると、警告 (黄色) アラームが発生する。 

注意しきい値 (>) 

値がこのフィールドに入力された制限を越えると、注意 (青色) アラームが発生する。 

重大しきい値 (<) 

値がこのフィールドに入力された制限を下回ると、重大 (赤色) アラームが発生する。 

警告しきい値 (<) 

値がこのフィールドに入力された制限を下回ると、警告 (黄色) アラームが発生する。 

注意しきい値 (<) 

値がこのフィールドに入力された制限を下回ると、注意 (青色) アラームが発生する。 

「アラーム」ウィンドウ

指定された時間帯でアラームが発生する。たとえば day_of_week=fri の値を指定すると、アラームは金曜日にアラーム条件が存在する場合にのみ発生し、火曜日にアラーム条件が存在しても発生しない。