この例では、Sun Management Center 2.1.1 サーバー、エージェント、およびコンソールが 3 台のマシンに次のようにインストールされていると仮定します。
マシン A には Sun Management Center 2.1.1 コンソールがインストールされている。
マシン B には Sun Management Center 2.1.1 サーバーがインストールされている。
マシン C には Sun Management Center 2.1.1 エージェントがインストールされている。
次の手順は、3 台のマシンのすべてで、インストールされている Sun Management Center 2.1.1 を Sun Management Center 3.6 にアップグレードするために必要な手順の要約です。
各マシンがサポートされているプラットフォームであることを確認します。
「サポートされるプラットフォーム」を参照してください。
各マシンに必要なリソースがあることを確認します。
「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
CD または CD イメージのどちらから Sun Management Center 3.5 Update 2 をインストールするかを決定します。
「インストールソースの確認」を参照してください。
マシン B で Sun Management Center 2.1.1 サーバーをアップグレードします。
各マシンに必要なリソースがあることを確認します。
「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
http://www.sun.com/sunmanagementcenter から移行用のユーティリティをダウンロードします。
移行ユーティリティを実行して、Sun Management Center 2.1.1 を Sun Management Center 3.5 Update 2 にアップグレードします。
アップグレードプロセスでの Sun Management Center 3.5 Update 2 のインストール中に行うことを次に示します。
本稼働環境を選択します。
サーバーレイヤーだけ選択します。エージェントは自動的にインストールされます。
Sun Management Center 2.1.1 のデータを移行するかどうかを選択します。
Sun Management Center 2.1.1 のデータを保存し、Sun Management Center 3.6 で使用する場合は、「データを保存」を選択します。
Sun Management Center 2.1.1 データを保存しない場合は、「データを保存」を選択解除します。
アップグレードプロセスでの Sun Management Center 3.5 Update 2 の設定時に行うことを次に示します。
セキュリティキーを生成するためのパスワードを指定します。
このパスワードは、すべての Sun Management Center マシンに共通である必要があります。
SNMPv1 セキュリティ文字列を指定します。
このセキュリティ文字列は、すべての Sun Management Center マシンに共通である必要があります。
Sun Management Center 2.1.1 データの Sun Management Center 3.5 Update 2 への移行を選択した場合は、Sun Management Center 2.1.1 データを復元するかどうかを選択します。
サーバーの設定が終了すると、Sun Management Center コンポーネントを起動するかどうか選択できます。すべてのコンポーネントを起動します。
マシン C で Sun Management Center 2.1.1 エージェントをアップグレードします。
マシン C に Sun Management Center 3.5 Update 2 エージェントをインストールします (「Sun Management Center のインストール」を参照)。
エージェントのインストール中に行うことを次に示します。
Sun Management Center 2.1.1 エージェントデータを保存し、Sun Management Center 3.5 Update 2 で使用する場合は、「データーを保存」を選択します。
本稼働環境を選択します。
エージェントレイヤーだけ選択します。
エージェントのインストールが終了すると、設定を実行するかどうかを選択できます。設定を実行します。
マシン C でエージェントを設定します。
エージェントの設定時に行うことを次に示します。
手順 4で指定したものと同じセキュリティキーパスワードを指定します。
手順 4で指定したものと同じ SNMPv1 コミュニティ文字列を指定します。
Sun Management Center サーバーマシンの名前を指定します。
Sun Management Center 2.1.1 エージェントデータの Sun Management Center 3.5 Update 2 への移行を選択した場合は、Sun Management Center 2.1.1 データを復元するかどうかを選択します。
サーバーでのセキュリティシード生成で、Sun Management Center 3.0 で指定したパスワードと異なるパスワードを指定した場合は、エージェントの設定で、新しいパスワードを使用して、同じセキュリティシードを生成する必要があります。Sun Management Center 3.0 エージェントを Sun Management Center 3.5 Update 2 にアップグレードしない場合は、Sun Management Center 3.0 エージェントマシン用のセキュリティキーを再生成する必要があります (「セキュリティキーの再生成」を参照)。
エージェントの設定が終了すると、Sun Management Center エージェントを起動するかどうか選択できます。エージェントを起動します。
マシン A に Sun Management Center 3.5 Update 2 コンソールをインストールします。
Sun Management Center 2.1.1 コンソールをアンインストールします (『Sun Management Center 2.1.1 Installation Guide』を参照)。
Sun Management Center 3.5 Update 2 コンソールをインストールして、設定します (「Sun Management Center のインストール」を参照)。
コンソールの設定が終了したら、コマンド /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -c を入力することによって、コンソールを起動します。