Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド

ProcedureSun Management Center データを手作業でデフォルトのディレクトリにバックアップする

手順
  1. Sun Management Center サーバーマシンにスーパーユーザーとしてログインします。

  2. Sun Management Center のすべてのプロセスを停止します。

    /opt/SUNWsymon/es-stop -A を入力して、Return キーを押します。

  3. Sun Management Center データをバックアップします。

    /opt/SUNWsymon/es-backup コマンドを入力して、Return キーを押します。

    まだ動作している Sun Management Center プロセスがある場合は、Sun Management Center を停止する必要があることを示すメッセージが表示されます。

    継続するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。y を入力して、Return キーを押します。

  4. バックアップディレクトリを指定します。

    バックアップを格納するディレクトリパスを求めるメッセージが表示されます。デフォルトの場所として、/var/opt/SUNWsymon/backup が示されます。

    • このデフォルトのバックアップアップディレクトリ /var/opt/SUNWsymon/backup を使用する場合は、Return キーを押します。

      前回のバックアップでデフォルトのバックアップディレクトリ /var/opt/SUNWsymon/backup を使用した場合は、古いバックアップを削除するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。

      • 古いバックアップを残す場合は、n を入力してバックアッププロセスを終了し、/var/opt/SUNWsymon/backup を別のディレクトリにコピーします。

      • 古いバックアップを上書きする場合は、y を入力します。

      es-backup は動作中のプロセスをすべて停止してから、データベースと構成データを /var/opt/SUNWsymon/backup にバックアップします。バックアップが完了すると、es-backup によって、すべての Sun Management Center プロセスが起動されます。

    • 別のバックアップディレクトリを指定する場合は、そのディレクトリの名前を入力して、Return キーを押します。

      次に例を示します。


      # Enter full directory path to store the backup data files
         [/var/opt/SUNWsymon/backup]: /backup-set-1
      

      ディレクトリが存在しない場合は、作成するかどうか問い合わせがあります。y を入力して、Return キーを押します。

      es-backup は動作中のプロセスをすべて停止してから、指定されたディレクトリにデータベースと構成データをバックアップします。バックアップが完了すると、es-backup によって、すべての Sun Management Center プロセスが起動されます。

  5. バックアップの妥当性を検査します。

    /opt/SUNWsymon/sbin/es-restore -c コマンドを入力して、Return キーを押します。

    バックアップファイルへのディレクトリパスを入力するよう求められます。デフォルトのバックアップアップディレクトリパスとして、/var/opt/SUNWsymon/backup が示されます。

    • このデフォルトのバックアップアップディレクトリ /var/opt/SUNWsymon/backup を使用していた場合は、Return キーを押します。

    • 別のバックアップディレクトリを指定していた場合は、そのディレクトリのフルパスと名前を入力して、Return キーを押します。

    es-restore が、バックアップディレクトリ内のデータの妥当性を検査します。バックアップデータが有効であるかどうかを示すメッセージが表示されます。

    • バックアップが有効でない場合は、バックアップログファイルの /var/opt/SUNWsymon/install/backup_host-name. date and time string.process-id を調べます。

      • host-name は、バックアップの作成に使用したサーバーの名前です。

      • date and time string は、バックアップを作成した年、日付、および時刻です。

      • process-id は、バックアップを作成したes-backup セッションのプロセス ID です。

    • バックアップが有効な場合は、安全のため、バックアップディレクトリを別のディレクトリにコピーします。

    es-backup ログファイル /var/opt/SUNWsymon/install/backup_ host-name.date and time string. process-id です。

    • host-name は、バックアップの実行に使用したサーバーの名前です。

    • date and time string は、バックアップを実行した年、日付、および時刻です。

    • process-id は、es-backup セッションのプロセス ID です。