この手順は、Sun Management Center サーバーがデフォルトのディレクトリ /opt にインストールされていることを前提にしています。別のディレクトリにインストールした場合は、/opt の部分をそのディレクトリ名に置き換えてください。
スーパーユーザーとしてログインします。
Sun Management Center 3.6 CD 1 of 2 を CD-ROM ドライブに挿入します。
/opt/SUNWsymon/sbin/es-makeagent コマンドを入力します。
インストール用のソースファイルのディレクトリを入力するように求められます。
ソースディレクトリを入力します。
(SPARC) /<DiskMountDir>/image/SunOS/sparc |
(x86) /<DiskMountDir>/image/SunOS/i386 |
(Linux) /<DiskMountDir>/image/Linux |
エージェント専用インストールイメージを作成する対象ディレクトリを指定するように求められます。
対象ディレクトリの名前を入力します。
このディレクトリが存在しない場合、作成するかどうか問い合わせがあります。y を入力すると、ディレクトリが作成され、 n または q を入力すると、終了してシステムプロンプトが表示されます。
ここで指定するディレクトリには、スーパーユーザーの書き込み権が必要です。
次に例を示します。
# enter the target directory: /es-makeagent-image Directory /es-makeagent-image does not exist Do you want to create it (y|n|q) y |
es-makeagent スクリプトは、ここで指定したディレクトリの下にサブディレクトリ disk1 と disk2 を作成して、必要なファイルをコピーします。
Sun Management Center 3.6 installation CD 1 of 2 からのファイルのコピーが完了すると、その CD がドライブから排出され、Sun Management Center 3.6 installation CD 2 of 2 を挿入するか、disk2 のソースディレクトリを指定するよう求められます。
Sun Management Center installation CD 1 of 2 を取り出します。
Sun Management Center CD 2 of 2 を CD-ROM ドライブに挿入します。
CD-ROM ドライブの LED が消えたら、Return キーを押します。
es-makeagent は残りのファイルを CD からコピーします。
指定したディレクトリからエージェント専用インストールイメージを利用できることが通知されます。同時に、このエージェントをローカルマシンにインストールするためのコマンドも表示されます。
対象ディレクトリを NFS マウントして、ネットワーク上のマシンからアクセスできるようにします。「CD イメージを作成する」の手順 12 を参照してください。
eject コマンドを入力して、CD を取り出します。
これで、次のどの方法を使用しても、Sun Management Center 3.6 エージェントをインストールできます。
es-inst -a コマンドを使用する (「es-inst -a を使用して、エージェント専用インストールイメージからエージェントをインストールする」を参照)。インストールファイルのソースディレクトリの入力を求めるメッセージが表示されたら、手順 5 で指定したエージェント専用インストールイメージの名前を指定します。このエージェント専用インストールイメージが NFS 共有されていることを確認します。
JumpStart ソフトウェアを使用して、エージェント専用インストールイメージを適用する (「JumpStart によるエージェントのインストール」を参照)。
エージェント専用インストールイメージには tar ファイルも含まれているため、このファイルを ftp でほかのエージェントマシンに転送し、各エージェントマシン上で展開しても、インストールイメージを作成できます。展開したインストールイメージのディレクトリには、サブディレクトリdisk1 と disk2 が含まれます。各エージェントマシン上で展開したイメージから (エージェントを) インストールするには、disk1/sbin ディレクトリに移動して、es-inst コマンドを使用します。「 es-inst による Sun Management Center のインストール」を参照してください。