Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド

管理モジュールのリソース

管理モジュールのリソース要件は、次の要因によって決まります。

次の表に、Sun Management Center 管理モジュールのリソース影響について概要を示します。

表 C–3 Sun Management Center 管理モジュールのシステムに対する影響

モジュール 

影響 

エージェント統計情報

フットプリントと CPU 負荷にわずかな増大を引き起こします。 

構成リーダ

管理対象ノードのハードウェア構成の複雑さに応じて CPU とメモリーを使用します。 

データロギングレジストリ

ログされるデータ値の量に応じて、フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こします。 

ディレクトリサイズモニタリング

監視対象のディレクトリの数に応じて、フットプリントのわずかな増大を引き起こします。監視対象となるディレクトリの数とそれらのディレクトリ内の処理に応じて、低から中程度の CPU 負荷を引き起こします。 

動的再構成 (DR) 

フットプリントに対する影響がわずかであり、再構成処理を実施する場合のみ CPU を利用します。 

ファイルモニタリング

監視対象となるファイルの数に応じて、フットプリントのわずかな増大を引き起こします。監視されるファイルの数とそれらのファイル内の処理に応じて、低から中程度の CPU 負荷を引き起こします。 

ファイル走査 (System Log)

フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こします。 

状態モニター

リソースに対する影響が比較的小さい。 

HP JetDirect

フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こします。 

IPV6 計測

ネットワークインタフェースの数に応じ、CPU 負荷のわずかな増大と、 低から中程度のフットプリント増大を引き起こします。 

カーネルリーダ

管理対象であるファイルシステムや CPU などのシステムリソースの数と、この情報の更新頻度に応じ、CPU とメモリーに影響を与えます。Simple Kernel Reader よりも多くのリソースを消費します。 

カーネルリーダ (簡易) 

CPU とメモリーにわずかな影響を与えます。 

MIB-II 計測

ネットワークインタフェースの数、経路テーブル、ARP テーブル、および関連するシステムテーブルのサイズに応じ、わずかな CPU 負荷と低から中程度のフットプリント増大を引き起こします。 

MIB-II プロキシモニタリング 

プロキシで監視された SNMP エージェントの MIB サイズに応じ、中程度のフットプリント増大を引き起こします。プロキシで監視された SNMP エージェント内の管理対象オブジェクトの数に応じ、低から中程度の CPU 負荷を引き起こします。 

MIB-II システム (簡易)

CPU 負荷はほとんど起きず、フットプリントはシステムインタフェース、IP 転送、および IP アドレステーブルのサイズに応じてごくわずか増大します。 

NFS ファイルシステム

ホストマシンにマウントされているネットワークファイルシステムの数に応じてフットプリントのわずかな増大を引き起こします。CPU 負荷はわずかです。 

NFS 統計情報

フットプリントのわずかな増大と低から中程度の CPU 負荷を引き起こします。 

プリントスプーラ

フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こします。 

Solaris プロセス詳細

監視対象のプロセスの数に応じ、フットプリントのわずかな増大を引き起こします。監視対象のプロセスの数とプロセスの開始と停止の頻度に応じ、低から中程度の CPU 負荷を引き起こします。 

Sun StorEdge A5x00 Array, Sun StorEdge T3 Array

ストレージデバイスのサイズに応じ、フットプリントと負荷の中程度の増大を引き起こします。