グラフィカルウィザード es-guiuninst を使用して Sun Management Center 3.6 をすべてアンインストールすることも、あるいは特定のアドオン製品だけをアンインストールすることもできます。es-guiuninst の実行時には、古い 3.6 バージョンの Sun Management Center 3.6 構成データをバックアップすることもできます。構成データをバックアップする選択をすると、Sun Management Center 3.6 インストールプロセスによってバックアップデータが検出され、そのデータを新しいインストールに適用するかを確認するメッセージが表示されます。
個別の Sun Management Center 3.6 アドオン製品のアンインストールは、このあと説明するようにグラフィカルな es-guiuninst ウィザードを使用して行うことも、es-uninst コマンド行スクリプトを使用して行うこともできます (「Sun Management Center のアンインストール」を参照)。
(Solaris 10 の場合) 大域ゾーンの Sun Management Center 3.6 をアンインストールすると、ローカルゾーンのエージェントデータが削除されます。
端末ウィンドウを開き、ウィンドウ内にコマンド xhost + を入力します。
また、DISPLAY 環境変数に使用マシンのディスプレイが設定されていることを確認します。
Sun Management Center 3.6 ソフトウェアがインタフェースされているマシンにスーパーユーザーとしてログインします。
T3 デバイスが存在する場合は、T3 デバイス構成情報を削除します。
Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンをインストールしていない場合は、この手順を飛ばして、手順 4 に進みます。
Monitoring and Management of A5x00 and T3 Devices アドオンを使用して T3 ストレージデバイスを監視、管理している場合は、Sun Management Center をアンインストールする前に、T3 デバイス構成情報を削除します。この方法については、第 4 章「Sun Management Center のアップグレードまたはインストールの準備」、「T3 デバイス構成情報の削除 (該当する場合)」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-guiuninst |
「ようこそ」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「アンインストールする製品の選択」画面が表示されます。
アンインストールする製品を選択します。
構成データを保存するかどうかを決定します。
構成データを保存しなかった場合は、現在の Sun Management Center パッケージがアンインストールされるとともに、/var/opt/SUNWsymon の内容が削除されます。また、セキュリティキーが上書きされるため、エージェントを正しく稼働させるためにはすべてのエージェントの再設定が必要になります。以降のインストールまたはアップグレード用に管理ドメイン構成と /var/opt/SUNWsymon 内の独自のアラーム設定を残す場合は、「データを保存」を選択してください。
「製品の削除確認」画面が表示されます。
アンインストールについての指定を確認します。
選択状態が表示されます。
「閉じる」をクリックしてアンインストールウィザードを終了します。
すべてのコンポーネントがアンインストールされたことを確認します。
次のコマンドを入力して、すべての Sun Management Center パッケージの一覧を表示します。
# pkginfo -c symon |
表示されるパッケージがある場合は、pkgrm コマンドを使用してそのパッケージをアンインストールします。次に例を示します。
# pkginfo -c symon SUNWesse # pkgrm SUNWesse |