Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド

ProcedureSun Management Center 2.x サーバーからアップグレードする

手順
  1. Sun Management Center 2. x サーバーがインストールされているマシンに、スーパーユーザーとしてログインします。

  2. Sun Management Center 3.6 用にシステムの準備をします (第 4 章「Sun Management Center のアップグレードまたはインストールの準備」を参照)。

  3. http://www.sun.com/sunmanagementcenter/ から tar ファイル sunmc_2x_server_upgrade.tar をダウンロードします。

    1. tar ファイルを展開します。


      # tar xvf sunmc_2x_server_upgrade.tar
      
    2. ファイル sunmc_2x_server_upgrade_README.txt に示されている移行方法に目を通し、移行作業を行います。

      移行ユーティリティは、Sun Management Center 2.x のデータを /var/opt/SUNWsymon/2x ディレクトリに保存します。

  4. Sun Management Center 2.x ソフトウェアをアンインストールします。

    /opt/SUNWsymon/sbin/es-uninst コマンドを入力して、Return キーを押します。


    注意 – 注意 –

    Sun Management Center 2.x のディレクトリは削除しないでください。Sun Management Center 2.x のアンインストールプロセスは、Sun Management Center 2. x ソフトウェアを削除するだけで、Sun Management Center 2.x のデータは削除しません。


  5. 必要に応じて Solaris オペレーティング環境をアップグレードします。

    Sun Management Center 2.x サーバーからのアップグレードの場合は、Solaris 8 または Solaris 9 の開発環境がマシンで動作している必要があります。詳細は、「必須パッケージ」を参照してください。


    注意 – 注意 –

    Solaris バージョン 8 または Solaris バージョン 9 にアップグレードする必要がある場合は、必ず Solaris のアップグレードを行なってください。Solaris を新規インストールすると、ハードディスクが再フォーマットされるため、Sun Management Center 2.x の構成データが削除されます。このため、Solaris を新規インストールすると、Sun Management Center 2.x の構成データを Sun Management Center 3.6 に移行できなくなります。


    1. ディレクトリ /var/opt/SUNWsymon/2x とこのディレクトリのサブディレクトリを別のマシンまたはバックアップデバイスにバックアップします。

    2. Solaris オペレーティング環境をアップグレードします。

      手順については Solaris マニュアルを参照してください。

    3. 必要に応じて、/var/opt/SUNWsymon/2x ディレクトリとそのサブディレクトリをマシンに復元します。

  6. Sun Management Center 3.6 をインストールします。

    Sun Management Center 3.6 のインストールには、Sun Management Center 3.6 のグラフィカルユーザーインタフェースコマンドの es-guiinst、またはコマンド行スクリプト es-inst のいずれかを使用します。

    エクスポートされた Sun Management Center 2.x データが検出されたことと、そのデータが新しいリリースに移行されることを知らせるメッセージが表示されます。