エージェント更新が成功しているにもかかわらず、ジョブマネージャのユーザインタフェースに「失敗」と表示されます。「ジョブの管理」GUI を使用してエージェント更新を行った場合、異なる 2 つのレベルでその処理状態 (成功または失敗) が表示されます。
全体的な状態: 複数のホストで処理が試みられ、その 1 台のホストでも処理が失敗すると、ジョブ全体の状態が「失敗」と表示されます。
個別の状態: GUI の「ログ表示」ボタンをクリックすると、個別ホストの処理状態を表示できます。
個別の状態は、エージェントとサーバ間の SNMP 通信を通じ、ホストからサーバに報告される状態情報に基づいています。次の条件下では、状態が正確でないことがあります。
アップグレードは成功したが、そのアップグレードによって、ソフトウェアが再インストールされ、設定が変更されたため、エージェントの SNMP ポートが変更された。
アップグレードは成功したが、他のさまざまな要因によって SNMP 要求がタイムアウトしたために、状態が正しく伝えられなかった。
アップグレードは成功したが、各ホストのサーバに対して設定された 30 分のタイムアウト値以上の時間がかかり、その結果、状態の更新待ちのサーバスレッドが、エージェント側からの状態レポートの開始前に終了した。
回避策: サーバホストの詳細ウィンドウの「ログ表示」タブを使用し、サーバホストの InstallServer.log を表示してください。処理が行われた各ターゲットホストの /var/opt/SUNWsymon/install/agent-update.log に処理の詳細情報が記録されています。