Solaris Container Manager 3.6 インストールと管理

デフォルトのコンテナ

ソフトウェアを設定したら、コンテナ表示に、「Default」というグループが読み込まれます。Solaris 9 または Solaris 10 オペレーティングシステム (OS) のホストでは、このグループに次の 5 つのデフォルトコンテナがあります。

各デフォルトコンテナは、/etc/project ファイル内に対応するエントリがあります。defaultnoprojectuser.rootsystem、および group.staff です。


注 –

Solaris 8 のホストでは、Users with Group Staff (group.staff) のコンテナは存在しません。その他のデフォルトコンテナは同じです。


図 3–7 例:「System」コンテナグループのコンテナの表示

「システム」コンテナグループの内容が表示された画面のスクリーンキャプチャ。周りのテキストがコンテキストを表します。

各デフォルトコンテナは有効な状態で、境界は最小 CPU 予約数 (CPU シェア数) 1とメモリーキャップなしに設定されています。デフォルトコンテナは、必ずホストのデフォルトのリソースプール (pool_default) にバインドされます。Performance Reporting Manager がインストールされている場合は、リソース使用状況を監視し、各デフォルトコンテナのレポートを実行できます。

デフォルトコンテナは、無効化、編集、または削除できません。したがって、各デフォルトコンテナには「読み取り専用」と表示されています。

すべての UNIX ユーザーはデフォルトプロジェクトに割り当てられ、その結果、デフォルトコンテナに割り当てられます最初は、システムで実行されているすべてのプロセスがデフォルトコンテナに保持されます。プロジェクトを作成すると、プロセスは、対応するデフォルトコンテナから、作成したプロジェクトに移動されます。