非大域ゾーンには、専用の CPU、物理デバイス、物理メモリー領域が不要です。これらのリソースは、単一のドメインまたはシステム内で実行されている複数のゾーンで共有できます。ゾーンは、起動または再起動しても、システム上のほかのゾーンに影響ありません。各ゾーンの要件に応じて、カスタマイズしたサービスを提供できます。プロセスの基本的な独立のため、プロセスは同じゾーン内のプロセスだけを認識でき、また同じゾーン内のプロセスだけにシグナルを送信できます。ゾーン間の基本的な通信は、各ゾーンに 1 つ以上の論理ネットワークインタフェースを与えることで可能になっています。1 つのゾーン内で実行されているアプリケーションは、別のゾーンのネットワークトラフィックを確認できません (パケットのストリームは同じ物理インタフェースを通ります)。
ネットワーク接続が必要な各ゾーンには、1 つまたは複数の専用 IP アドレスを設定します。
ゾーンの詳細は、『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』を参照してください。