Container Manager は、Sun Management Center 3.6 ソフトウェアの最新のパッチを適用したときにアドオン製品としてインストールされます。このアドオンソフトウェアは、ホストの機能によって、Sun Management Center のサーバーレイヤまたはエージェントレイヤにインストールされます。Sun Management Center は、サーバー、コンソール、およびエージェントの 3 つのレイヤから構成されるアプリケーションです。3 つのレイヤのアーキテクチャーについては、『Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド』の「Sun Management Center の概要」を参照してください。
Container Manager を使用するには、複数の追加ソフトウェア製品をインストールする必要があります。インストールを開始する前に、関連マニュアルをすべてお読みください。ほかの製品のインストールを完了するには、ソフトフェアパッチを適用したり、システムの再起動をしたりする必要がある場合があります。また、インストールを開始する前に、これらの製品に必要な容量を考慮する必要があります。
Sun Management Center と Solaris Container Manager の要件を次の表に示します。
必要なリソースの総量については、『Sun Management Center 3.6 インストールと構成ガイド』の付録 C「必要なハードウェアリソースの確認」を参照してください。
表 2–1 Sun Management Center と Solaris Container Manager のシステム要件
Container Manager ソフトウェアは、Solaris オペレーティングシステムの次のバージョンで使用できます。
表 2–2 Solaris OS のバージョン別の Container Manager の機能
OS バージョン |
Container Manager の機能 |
---|---|
Solaris 8 6/00 〜 Solaris 8 2/02 (SPARC® のみ) |
Solaris Resource Manager 1.3 ソフトウェアに加えて、最小 CPU 予約数とメモリーキャップを指定できます。 |
Solaris 9 FCS 〜 Solaris 9 8/03 (SPARC および x86) |
最小 CPU 予約数を指定できます。メモリー管理はサポートされていません。 |
Solaris 9 12/03 以降 (SPARC および x86) |
最小 CPU 予約数とメモリーキャップを指定できます。リソースプール管理もサポートされます。 |
Solaris 10 (SPARC および x86) |
最小 CPU 予約数、メモリーキャップ、ソーン管理、動的リソースプール、IP サービス品質 (IPQoS) などの機能があります。 |
Container Manager エージェントは、Sun Management Center 3.6 でエージェントレイヤがサポートされているすべてのハードウェアプラットフォームで動作します。詳細は、『Sun Management Center 3.6 ご使用にあたって』の第 3 章「最新情報」を参照してください。
Container Manager ソフトウェアは、SPARC 版と x86 版のどちらも、構造上、中立的な次のソフトウェアパッケージから構成されます。
Sun Management Center サーバー用のパッケージ: SUNWscms、 SUNWscmc、SUNWscmca、SUNWscmdb、 SUNWscmh (オンラインヘルプ)
Sun Management Center のサーバーとエージェント用のパッケージ: SUNWscmcm、SUNWscmp
Sun Management Center のエージェント用のパッケージ: SUNWscma
Container Manager モジュールは、ソフトウェアのインストールと設定が完了したら自動的に読み込まれます。モジュールは、Sun Management Center の Java コンソールまたは Web コンソールに表示されません。ほかのアドオンソフトウェアと同様に、このモジュールを Sun Management Center で手動で読み込む必要はありません。