複合オブジェクトは、一括監視する関連オブジェクトのグループで、単一シャーシ内で複数の Solaris オペレーティング環境のインスタンスが動作するハードウェアのことを指します。
メインコンソールウィンドウの階層表示で、複合オブジェクトを作成する Sun Management Center の管理ドメインを選択します。
管理ドメインの最下位グループを選択して、そこに新規の複合オブジェクトを作成します。
メインコンソールウィンドウの「編集」メニューから「オブジェクト作成」を指定します。
「オブジェクト作成」ウィンドウが表示されます。デフォルトで「ノード」タブが選択されています。
「オブジェクト作成」ウィンドウの「複合」タブをクリックします。
ウィンドウが、複合オブジェクト用の設定画面に切り替わります。
「オブジェクト作成」ウィンドウでオブジェクトを選択します。
監視のタイプによっては、「オブジェクト作成」ウィンドウの右側に選択したオブジェクトのアイコン群が表示されます。これらのアイコンは、複合オブジェクトを作成した時点で、階層表示とトポロジ表示に表示されます。
「ラベル」フィールドで一意の名前を作成します。
(省略可能) 複合オブジェクトの説明を入力します。
「オブジェクト作成」ウィンドウの下半分に、要求された情報を入力します。
エージェントホスト名
エージェント IP アドレス
Sun Management Center のエージェントポート番号 (デフォルト値は 161)
ホスト名か IP アドレスのいずれか一方、または両方を入力できます。ホスト名と IP アドレスが重複する場合は、ホスト名が優先されます。
複合オブジェクトをトポロジに追加して「オブジェクト作成」ウィンドウを閉じるには、 「了解」ボタンをクリックします。
「オブジェクト作成」ウィンドウの下に次のメッセージが表示されます。
複合オブジェクトを作成しています...お待ちください。 |
作成要求が成功すると、メインコンソールウィンドウが更新されて、新規の複合オブジェクトが表示されます。
作成要求が失敗すると、「オブジェクト作成」ウィンドウの下にエラーメッセージが表示されます。エラーの原因として次のいずれかが考えられます。
オブジェクトを作成する権限がない。
オブジェクト上で Sun Management Center エージェントを起動する必要がある。
現在の Sun Management Center サーバーコンテキスト上にノードを作成する場合、そのノードの所有権はユーザーのログイン ID になります。これに対し、遠隔サーバーコンテキスト上にノードを作成する場合、通常そのノードの所有権は一般的なユーザー ID になります。これは、Sun Management Center サーバーコンテキスト間のトランザクションのセキュリティー保護に一般的なユーザー ID が必要なためです。詳細は、「Sun Management Center の遠隔サーバーアクセス」を参照してください。
新規複合オブジェクトの変更方法の詳細は、「オブジェクトの変更」を参照してください。