Sun Management Center 3.6.1 ユーザーガイド

SNMP 暗号化の有効化

SNMP 暗号化の現在の状態を表示するには、 コマンドを引数なしで実行します。

Procedureサーバーのインストール時に SNMP 暗号化を有効にする

  1. パッケージがインストールされているかどうかを確認します。

    • (Solaris 9 以前が動作するシステムの場合) 次を入力することによって、/usr/lib/libcrypt_d.so 暗号化ライブラリを含む SUNWcry パッケージがシステムにインストールされていることを確認します。


      % pkginfo | grep SUNWcry
      

      パッケージがインストールされていれば、次のようなメッセージが表示されます。


      application SUNWcry

      注 –

      SUNWcry パッケージは Solaris Encryption Kit の一部です。Solaris Encryption Kit を入手する方法については、Sun の販売代理店に問い合わせてください。セキュアなシステムの管理についての詳細は、Solaris のシステム管理マニュアルを参照してください。


    • (Solaris 10 が動作するシステムの場合) 次を入力することによって、/usr/lib/libpkcs11.so 暗号化ライブラリを含む SUNWcsl パッケージがシステムにインストールされていることを確認します。


      % pkginfo | grep SUNWcsl
      

      パッケージがインストールされていれば、次のようなメッセージが表示されます。


      application SUNWcsl
    • (Linux が動作するシステムの場合) /usr/lib/pkcs11 にある PKCS11_API.so 暗号化ライブラリを用意し、pkcs_slot デーモンを有効にします。

  2. サーバーホストからスーパーユーザーとして、次のコマンドを実行します。


    # es-config -r
    

    適切なパッケージが存在することが検出され、すべての Sun Management Center コンポーネントが自動的に停止されて、セキュリティーシードの入力が求められます。

  3. セキュリティーシードを入力します。

    次に、 SNMPv1 コミュニティー文字列の入力が求められます。

  4. 暗号化された通信を開始するかどうかの問い合わせがあります。暗号化された通信を開始する場合は y、開始しない場合は n を入力します。

  5. 自動ネゴシエーション機能を有効にするかどうかの問い合わせがあります。自動ネゴシエーション機能を有効にする場合は y、無効にする場合は n を入力します。

    自動ネゴシエーション機能の詳細は、「ネゴシエーション機能」を参照してください。