Sun Management Center エージェントには、自らを監視してメモリー使用を制限する機能が装備されています。エージェントプロセスのメモリーのいくつかの制限値は、次の条件を前提として予め定義されています。
読み込まれたモジュール数
読み込まれたモジュールタイプ
管理されるシステムタイプ
稀に、デフォルトのメモリー使用がエージェントの起動中に制限値を超えて、エージェントが停止することがあります。この場合、エージェントのメモリーサイズに設定されたデフォルト制限値が不足しています。
メモリー使用が原因かどうかを確認するには、 /var/opt/SUNWsymon/log/agent.log ファイルに次のいずれかのメッセージがあるか調べます。
Excessive Virtual Memory Use Excessive Physical Memory Use |
エージェントの起動中にいずれかのメッセージが表示されたら、次の手順でエージェントホストのメモリー使用量を再設定してください。
エージェントホストでスーパーユーザーになります。
# su - |
agent-stats-d.def ファイルを /var/opt/SUNWsymon にコピーします。
# cp /opt/SUNWsymon/modules/cfg/agent-stats-d.def /var/opt/SUNWsymon/cfg/ |
/var/opt/SUNWsymon/cfg/agent-stats-d.def ファイルで、 alarmlimit:error-gt を希望する値に増やします。次にコードセグメント例を示します。
単位は K バイトです。
procstats = { size = { statusActions(error-gt) = abort statusService(abort) = _internal statusCommand(abort) = abort "Excessive Virtual Memory Use" alarmlimit:error-gt = 70000 alarmlimit:warning-gt = 60000 alarmlimit:info-gt = } ..... } |
ファイルを保存してエージェントを再起動します。