ここでは、プロセスモニタリングモジュールのパラメータとそれらのプロパティーについて説明します。このモジュールでは、データプロパティー一覧のための行を追加する必要があります。詳細は、「データプロパティーテーブルに行を追加する」を参照してください。
一致するプロセスが見つかると、それらのプロセスによって消費される CPU 時間の割合と一致プロセスの数が表示されます。モジュールパラメータを変更する場合は、ポップアップメニューをアクセスしてエントリ名以外のすべてのパラメータを編集できます。詳細は、「ポップアップメニューを使用する」を参照してください。
次の表は、プロセス統計のプロパティーについて概要を述べたものです。
プロセステーブルに行を追加する場合は、次の表の最初の 5 つの行に情報を入力する必要があります。詳細は、「データプロパティーテーブルに行を追加する」を参照してください。
プロパティー |
説明 |
---|---|
エントリ名 |
プロセステーブルエントリの名前 (一意の名前でなければならない) |
名前パターン |
監視するプロセスのバイナリの名前に一致するパターン |
Argv パターン |
プロセスを実行するコマンドの引数に一致するパターン |
ユーザー指定 |
プロセスを実行するユーザーの名前 |
エントリの説明 |
エントリの説明 (必須フィールド) |
プロセスコマンド |
プロセスの開始に使用するコマンド (該当する場合) |
プロセス数 |
パターンに一致する、現在稼働中のプロセスの数 |
システム CPU 使用率 (%) |
システムプロセスによって使用される CPU 時間の割合。この値は、さまざまな間隔で計算される使用時間による平均。この割合を UNIX ps コマンドの入力後に得られる値と混同しないでください。 |
ユーザー CPU 使用率 (%) |
プロセスによって使用される CPU 時間の割合 |
仮想サイズ (KB) |
プロセスの合計サイズ (単位: K バイト) |
常駐セットサイズ (KB) |
プロセスの常駐サイズ (単位: K バイト) |
モニタリング状態 |
on (行が有効になる) と off (行が無効になる) のトグル。行が無効になると、すべてのエントリは 0 (ゼロ) として表示される |
次の表は、マイクロステート情報のプロパティーについて概要を述べたものです。
表 C–138 マイクロステート情報プロパティー
プロパティー |
説明 |
---|---|
エントリ名 |
エントリの名前 (一意の名前でなければならない) |
CPU 待ち時間 |
CPU 待ち時間の割合 |
テキストページデフォルト時間率 (%) |
テキストページフォルトが発生する時間の割合 |
データページデフォルト時間率 (%) |
データページフォルトが発生する時間の割合 |
メジャーページデフォルト数 (毎秒) |
1 秒間に発生するメジャーページフォルトの回数 (テキストフォルトとデータフォルト) |
I/O 内の文字数 (毎秒) |
1 秒間に読み取りと書き込みが行われる文字の数 |
強制コンテキストスイッチ数 (毎秒) |
1 秒間に行われる強制的なコンテキスト切り替えの回数 |
取得した子プロセスの CPU 時間率 (%) |
親プロセスから切り離された子プロセスによって使用される CPU 時間の割合 |
ユーザーロック時間率 (%) |
ユーザーロックに使用される時間の割合 |
システムトラップ時間率 (%) |
システムトラップに使用される時間の割合 |
総スワップ時間率 (%) |
スワップに費やされた時間の割合 |
エントリの説明 |
エントリの説明 (必須フィールド) |
Executable code Rule |
実行可能コードに適用される規則 |
ファイルアクセス規則 |
ファイルアクセスに適用される規則 |
次のような状況では、CPU ごとの割合がきわめて高くなります。
特定のプロセスが、アクティブになるのを待っている多数のスレッドを抱えている
「ユーザーロック時間率」にとって、スレッド数が限界に達している