Sun Management Center 3.6.1 ユーザーガイド

モジュールリスト

表 11–1 は、読み込みと使用が可能な汎用モジュールのリストです。ただし、システムに表示されるモジュールリストは、ご使用のプラットフォームタイプおよびインストールしたアドオン製品によって異なります。プラットフォーム固有のモジュール (構成リーダや動的再構成モジュールなど) については、追補マニュアルを参照してください。ほかの Sun Management Center モジュールについては、付録 C 「Sun Management Center ソフトウェアのモジュール」を参照してください。

表 11–1 Sun Management Center モジュール

モジュール 

モジュールバージョン番号 

アドオン 

説明 

エージェント統計情報 

2.0 

 

エージェント経由でオブジェクト、プロセス、プロセスの実行を監視することにより、ホスト上にインストールされたエージェントの健全性に関する情報を提供します。

エージェント更新 

1.0 

 

エージェントの更新プロセスを通じて、エージェント システムのソフトウェアを更新します。

構成リーダ 

1.0 

構成リーダ 

ホストのハードウェア構成を提供します。このモジュールは、ハードウェアプラットフォームがサポートされ、ワークグループまたはデスクトップのアドオン製品がインストールされている場合にのみ使用可能です。物理表示および論理表示の使用には、このモジュールが必須です。

データログレジストリ 

2.0 

 

エージェントデータログ (ログ宛先、モジュール名、ログ間隔、バッファ長など) に関する情報を提供します。このモジュールは、複数コピーして読み込めます。

ディレクトリサイズの監視 

2.0 

高度なシステム監視 

Sun Management Center エージェントをインストールしたホスト上のディレクトリとサブディレクトリのサイズを、分割して監視することができます。このモジュールは複数コピーして読み込めます。また、プロパティーテーブルに行を追加して、監視対象のディレクトリを追加することもできます。

動的再構成 

2.0 

Sun Fire ハイエンドおよびミッドレンジシステム用の動的再構成 

動的再構成 (DR) が可能な監視ホスト上で、動的再構成の操作を行うことができます。

フォルトマネージャー 

1.0 

高度なシステム監視 

 


注 –

このモジュールは、Solaris 10 にのみインストールできます。


ハードウェアおよびソフトウェアフォルトを効率よく処理します。詳細なフォルトレポートまたは選択されたフォルトのメッセージ記事を表示します。フォルトレポートおよびメッセージ記事の表示方法については、「フォルトレポートを表示する」および 「メッセージ記事を表示する」を参照してください。

ファイルの監視 

2.0 

高度なシステム監視 

ホスト上の選択されたファイルを監視します。監視パラメータには、ファイルサイズやタイムスタンプなどが含まれます。このモジュールは、複数コピーして読み込めます。また、データプロパティーテーブルに行を追加する必要があります。詳細は、「データプロパティーテーブルに行を追加する」を参照してください。

ファイル走査 

2.0 

高度なシステム監視 

ホスト上のファイルを、指定したパターンで走査します。syslog メッセージに書き込まれた複数行からなるフォルトメッセージも走査します。このモジュールは、複数コピーして読み込めます。また、データプロパティーテーブルに行を追加する必要があります。詳細は、「データプロパティーテーブルに行を追加する」を参照してください。

HP JetDirect 

2.0 

高度なシステム監視 

JetDirect カードが搭載された HP プリンタの状態を監視します。このモジュールは、複数コピーして読み込めます。

状態モニター 

2.0 

高度なシステム監視 

ホスト上のリソース (CPU、ディスク、NFS、SNMP など) の使用状況を監視できます。

カーネルリーダ 

2.0 

高度なシステム監視 

カーネル統計情報 (CPU の詳細、システムコール、フォルト、ストリーム、ディスク情報、ページ情報など) を提供します。

カーネルリーダ (簡易) 

1.0 

 

カーネル統計情報 (読み込み統計、スワップ統計、ストリーム統計など) と、ソフトウェア規則の情報を提供します。

ログ表示用 ACL 

1.0 

高度なシステム監視 

各種ログファイル (システムログ、Sun Management Center ログなど) の表示と監視をサポートします。 

MIB-II 計測 

1.0 

高度なシステム監視 

監視ホストのシステム、インタフェース、IP、ICMP (Internet Control Message Protocol)、TCP (Transmission Control Protocol)、UDP (User Datagram Protocol) MIB-II (管理情報ベース) のグループ情報を提供します。

MIB-II プロキシモニタリング 

2.0 

高度なシステム監視 

Sun Management Center 以外の MIB-II SNMP エージェントを実行するホストのプロキシ管理を提供します。このモジュールは、複数コピーして読み込めます。

MIB-II (簡易) 

1.0 

 

監視ホストの標準的な MIB-II (管理情報ベース) グループの情報 (システムグループ、インタフェースグループ、IP 転送、IP 経路テーブルなど) を提供します。このモジュールは、MIB-II 計測モジュールの縮小版です。 


注 –

MIB-II モジュールはエージェントを特定します。このモジュールを読み込まないと、エージェントは ping ホストまたは SNMP ホストとしてしか作成されません。


NFS ファイルシステム 

2.0 

高度なシステム監視 

ファイルシステムのマウント後またはマウント解除後の占有ディスク容量、使用容量、空き容量、さらにファイルシステムの残存容量の合計を監視することによって、監視ホスト上の NFS ファイルシステムに関する情報を提供します。

NFS 統計 

2.0 

高度なシステム監視 

サーバーが受信した NFS コール数と RPC (遠隔手続き呼び出し) 数、および監視ホスト上のトランザクション数を監視します。このモジュールは、複数コピーして読み込めます。

印刷スプーラ 

3.0 

高度なシステム監視 

プリンタデーモン、プリンタの待ち行列、監視ホスト上にインストールされたプリンタデバイスなどの状態を監視します。

プロセスの監視 

2.0 

高度なシステム監視 

ホスト上の 1 つまたは複数のプロセスを監視します。パターン一致で監視するプロセスを指定します。このモジュールは、複数コピーして読み込めます。また、データプロパティーテーブルに行を追加する必要があります。詳細は、「データプロパティーテーブルに行を追加する」を参照してください。

サービス管理機能 

1.0 

高度なシステム監視 


注 –

このモジュールは、Solaris 10 にのみインストールできます。


ホストで動作しているサービスを監視、表示します。このモジュールはまた、選択されたサービスの依存関係と、選択されたサービスに依存しているサービス、さらには、選択されたサービスのプロセスを表示します。詳細は、「サービス管理機能モジュール、バージョン 1.0」を参照してください。

Solaris プロセス詳細 

2.0 

高度なシステム監視 

Sun Management Center エージェントをインストールしたホスト上で動作する Solaris プロセスの詳細を表示します。「Solaris プロセス詳細」ウィンドウの使用には、このモジュールが必須です。

Storage A5x00

1.0 

A5x00 および T3 デバイスの監視と管理 

A5000、5100、5200 の各ストレージデバイスの状態を監視し、アラームを管理します。 

Sun StorEdge T3 

1.0 

A5x00 および T3 デバイスの監視と管理 

T3 ストレージデバイスの状態を監視し、アラームを管理します。 

ボリュームシステムモニタリング 

1.0 

ボリュームシステムモニタリング 

このアドオンモジュールのエージェントレイヤーは、Sun N1 System Manager サーバー (System Manager) がインストールされているホストにのみインストールできます。また、このモジュールの設定を行うには、root ユーザーが System Manager イベント通知を作成、削除するアクセス権を持つ有効な System Manager ユーザーである必要があります。 

System Manager エージェントが管理する一群の属性を監視し、モジュールブラウザにそれら属性を表示します。また、System Manager エージェントからのトラップを待機して、適切な処理を行ったり、特定の属性の値に基づいて警告、エラー、情報アラームを生成したりします。 

このモジュールから、System Manager サーバーにアクセスすることもできます。ただし、そのためには、System Manager サーバーにログインし、明示的に認証される必要があります。Web コンソールおよび SSH を使用して System Manager サーバーにアクセスする方法については、「Web コンソールから System Manager サーバーにアクセスする」および SSH から System Manager サーバーにアクセスする」を参照してください。

X86/X64 構成リーダー 

1.0 

X86/X64 構成リーダー 

 

Solaris 9、Solaris 10、または Linux kernel 2.6 を実行している x86/x64 システム上のハードウェアを監視します。このモジュールは、「詳細」ウィンドウの 「ハードウェア」タブにシステムのハードウェアの概要表示、論理表示、物理表示を提供します。このモジュールによるこれらの表示機能は、サーバーおよびエージェントの両方にこのアドオンがインストールされている場合にのみ使用できます。詳細は、「X86/X64 構成リーダーモジュール Version 1.0」を参照してください。

モジュールの詳細は、付録 C 「Sun Management Center ソフトウェアのモジュール」を参照してください。


注 –

構成リーダモジュールと動的再構成モジュールは、特定のハードウェアプラットフォームのみでサポートされます。詳細は、ご使用のプラットフォームの追補マニュアルを参照してください。

ご使用のシステムハードウェアによっては、ほかのモジュールもサポートされる場合があります。詳細は、Sun Management Center Web サイト (http://www.sun.com/sunmanagementcenter/) を参照してください。