ここでは、Sun Management Center ソフトウェアの設定と使用に関して推奨される方法について、典型的なタスクの概要と実行順も含めて説明します。各タスクの手順はこのマニュアルのなかで詳しく説明していますが、実際にはユーザーのビジネスニーズに応じて変化します。
次の作業手順は、ユーザーが実際の監視環境を設定する前に、ソフトウェアの機能を一通り習得していることを想定しています。
Sun Management Center ソフトウェアをインストールします。ソフトウェアのインストールと構成の詳細については、『Sun Management Center 3.6.1 インストールと構成ガイド』を参照してください。
Sun Management Center ソフトウェアを使用するユーザーおよび権限を確認します (「アクセス制御の使用」を参照)。セキュリティーの一般的な情報については、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティー」を参照してください。
Sun Management Center コンソールを起動します。コンソールは、ネットワークの管理と監視を行なうためのグラフィカルインタフェースを提供します。端末ウィンドウから Java コンソールを起動する場合は、次のコマンドを入力します。/opt/SUNWsymon/sbin/es-start - c。詳細は、第 5 章「Sun Management Center におけるオブジェクト管理」を参照してください。Web コンソールにアクセスする場合は、Web ブラウザに該当する URL を入力します。詳細は、第 15 章「Web コンソールによるオブジェクトの管理」を参照してください。
ソフトウェアで管理と監視対象するネットワークオブジェクト群を定義します (「管理ドメインを作成する」を参照)。
Sun Management Center データベースの管理ドメインに、サーバーやルーターなどのネットワークオブジェクトを追加します。ドメインに手動でオブジェクトを作成する方法については、第 3 章「手動によるトポロジデータベースへのオブジェクト追加」を参照してください。検出マネージャーを使用してドメインを生成する方法については、第 4 章「検出マネージャーによるトポロジデータベースへのオブジェクト追加」を参照してください。
コンソールウィンドウをよく理解して、階層表示やトポロジ表示をナビゲートしま す (第 5 章「Sun Management Center におけるオブジェクト管理」または第 15 章「Web コンソールによるオブジェクトの管理」を参照)。
管理オブジェクトの詳細を表示します (第 6 章「管理オブジェクトの詳細表示」および第 7 章「管理オブジェクト情報の表示」を参照)。特定のデータプロパティーの表示方法の詳細は、第 8 章「データプロパティーの監視」、第 9 章「データプロパティーのグラフ表示」、および第 10 章「データプロパティー属性の監視」を参照してください。
モジュール機能を追加または削除することにより、監視機能をカスタマイズしま す (第 11 章「モジュールの管理」を参照)。製品で使用可能なモジュールについては、付録 C 「Sun Management Center ソフトウェアのモジュール」を参照してください。
アラームを生成する条件と対応する処理を定義します (第 12 章「アラームの管理」を参照)。アラームに関する定義済み規則については、付録 D 「Sun Management Center ソフトウェアの規則」を参照してください。
ユーザー定義のオブジェクトグループの管理機能と監視機能を作成します (第 13 章「グループ関連ジョブの管理」を参照)。
ご使用のハードウェア固有の情報については、補足資料を参照してください。