Sun Management Center 3.6.1 ユーザーガイド

Web コンソールの使用

この節では、メインコンソールのタスクについて説明します。アラームとデータプロパティーの操作方法の詳細は、 第 16 章「Web コンソールによるアラームの管理」および第 17 章「Web コンソールによるデータプロパティー属性の管理」を参照してください。


注 –

Sun Management Center 3.6.1 は、PAM ベースの認証を使用します。


ProcedureSun Management Center の Web コンソールを起動する

  1. ご使用のブラウザを起動します。


    注 –

    ブラウザから Sun Management Center を実行する場合、スーパーユーザーである必要はありません。


  2. Sun Management Center の Web サーバー、 http://server-name:8080 にアクセスします。

    Sun Management Center のサーバーと Web サーバーは同一ホスト上にあります。デフォルトでは、サーバーはポート 8080 で動作します。ただし、セキュリティー保護されたアクセスを行うと、セキュリティー保護されたポート 8443 に変わります。

    「Sun Management Center ログイン」ページが表示されます。

  3. ユーザー ID およびパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。

    このアカウントは、Sun Management Center サーバー上の /var/opt/SUNWsymon/cfg/esusers ファイルに登録されている必要があります。

    ログインに成功すると、メインコンソールページに「デフォルトドメイン」が表示されます。


    注 –

    Web コンソールのポップアップウィンドウは、12–ピクセルフォントで表示するように設計されています。ただし、Web コンソールはブラウザ上で動作するため、フォントサイズを変更することが可能です。指定したフォントが大きすぎてポップアップウィンドウに内容を正しく表示できない場合は、ウィンドウを拡大して、正しく表示されるようにください。



    ヒント –

    ページと全フレームを再読み込みするには、ブラウザの「再表示」ボタンをクリックします。


Procedureトポロジ階層を表示して展開する

Web コンソールのトポロジ表示は、メインコンソールページの左側に表示されます。

  1. 必要に応じて、「ドメイン」メニューからドメインを選択します。

    Web コンソールページを最初に開くと、デフォルトドメインが表示されます。

  2. 管理オブジェクトの情報を展開するには、そのオブジェクトの横にある右向きの三角をクリックします。

    トポロジ表示が開いてすべての子オブジェクトが表示され、三角がさかさまになります。

    トポロジが完全に開くと、詳細情報を表示できる管理オブジェクトが一覧表示されます。詳細は、「ホストの詳細を表示する」を参照してください。

  3. 管理オブジェクトの情報を閉じるには、そのオブジェクトの横にある逆三角をクリックします。

    トポロジ表示が閉じて、三角が右向きに変わります。

Procedureホストの詳細を表示する

  1. 必要に応じて、「ドメイン」メニューからドメインを選択します。

    Web コンソールページを最初に開くと、デフォルトドメインが表示されます。

  2. 必要に応じて、階層を開いて該当オブジェクトを表示します。


    ヒント –

    三角をクリックして、オブジェクトの子ノードを表示します。


  3. 詳細を表示するホスト名をクリックします。

    ページの右側に、選択した管理オブジェクトの一般情報とシステム状態が表示されます。

  4. 「詳細へ」リンクをクリックします。

    デフォルトでは、メインコンソールウィンドウが「ホスト詳細」ページ に切り替わります。


    ヒント –

    多くのブラウザでは、現在のページを切り替える代わりに新規ウィンドウを開くことができます。たとえば、Netscape Navigator の場合は、リンク上でマウスボタン 3 を押してポップアップメニューから「新しいウィンドウでリンクを開く」を選択します。


    Sun Management Center エージェントをインストールした管理オブジェクトの場合、デフォルトの「詳細」表示はモジュールの「ブラウザ」表示になります。また、ページの最上部に「情報」、「ブラウザ」 (表示中は選択不可)、「アラーム」、「モジュール」、「ログ表示」の各リンクが表示されます。その他の管理オブジェクトの場合、デフォルトの「詳細」表示は「情報」表示になります。これらのタブの基本機能は、Java コンソールの「詳細」ウィンドウと同じです (第 6 章「管理オブジェクトの詳細表示」を参照)。

Procedureホストの追加プロパティーを表示する

    「ホスト詳細」ページの最上部の「情報」リンクをクリックします。

    「情報」ページは、オブジェクトの一般情報 (IP アドレス、オペレーティングシステムなど) を表示します。「情報」ページが提供する情報は、Java コンソールの「詳細情報」ウィンドウと同じです (「「情報」タブ」を参照)。

Procedureホストのアラームを表示する

    「ホスト詳細」ページの最上部の「アラーム」リンクをクリックします。

    「ホスト詳細: アラーム」ページは、第 12 章「アラームの管理」で説明している Java コンソールと同様の機能を備えています。「アラーム」ページでは次のタスクを 実行できます。詳細は、第 16 章「Web コンソールによるアラームの管理」を参照してください。

    • 選択したホストの現在のアラームを表示する。

    • 現在のホストの開始状態のアラームに肯定応答する。

    • アラームに対する処理を定義、実行する。

    • 特定アラームやすべての停止状態のアラームを削除する。

    • アラームにメモまたは推奨処理を追加する。

    • アラームの追加情報を表示する。

Procedureモジュールを読み込む

  1. 「ホスト詳細」ページの「モジュール」リンクをクリックします。

    「モジュール」ページが表示されます。このページでは、次のタスクを実行できます。

    • 新規のモジュールを読み込む。

    • 読み込み済みで使用不可のモジュールを使用可能にする。

    • 現在使用可能なモジュールを使用不可にする。

    • モジュールを読み込み解除する。

  2. モジュールを読み込むには、「読み込み可能なモジュール」テーブルの「処理」カラムで該当する「読み込み」リンクをクリックします。

    「モジュールローダ」ダイアログボックスが表示されます。

  3. 「了解」をクリックして選択したモジュールを読み込みます。

Procedure特定のログファイルを表示する

Sun Management Center 製品は各種のログファイルを保持します。

  1. 「ホスト詳細」ページの「ログ」をクリックします。

    「ログ」ページが表示されます。デフォルトでは、「システムログ」が表示されます。

  2. ほかのログファイルを表示する場合は、「ログファイルタイプ」ポップアップメニューから表示するログファイルを選択します。

    「ログ」ページが選択したログファイルに更新します。

  3. 選択したログファイルの表示情報を限定するには、「フィルタ」をクリックします。

    「フィルタ」ダイアログボックスが表示されます。次の条件で情報を限定します。

    • 特定の日時

    • 特定のテキスト

    • ログファイルの表示順

    • 表示するエントリ数