es-config コマンドの構文は次のとおりです。
es-config [-Adhmnq] [-p sunmc_component] [-c sunmc_component:channel] [-r | -o | -u usmuser] [-f filename] [-a option] [-P component:MinPort:MaxPort] [-W webuser] [-M module[-k lauser | -l lauser| -s]]次の表は、es-config のパラメータの説明です。
表 9–4 es-config のオプション
オプション |
パラメータ |
説明 |
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---|---|---|---|
-A |
すべてのポートを構成します。 |
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-a |
option |
データベースを、アーカイブログモードかアーカイブログなしのモードに設定します。 |
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-o |
Oracle メモリーを再構成します。 |
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-P |
component:MinPort:MaxPort |
プローブメカニズムが使用するポートの範囲を構成します。MaxPort は先頭のポート番号、MaxPort は最後のポート番号です。ポートの範囲は 20 以上でなければなりません (例: 1024:1124) 。-P に指定する最小ポート数は 20 です。これらのポートは、Sun Management Center サーバーとエージェント間の通信のために臨時のコマンドを実行する目的でプローブメカニズムによって使用されます。有効なポート番号は 1024 から 64500 です。 <component> に有効な値は、server と console です。 このオプションは、次の 3 つのどの方法でも使用できます。 -P MinPort:MaxPort: サーバーとエージェント間の通信用のポート範囲を構成します。 -P server:MinPort:MaxPort: サーバーとコンソール間の通信用のサーバーポート範囲を構成します。 -P console:MinPort:MaxPort: サーバーとコンソール間の通信用のコンソールポート範囲を構成します。 注 – ファイアウォールを介して Sun Management Center サーバーとエージェント間の通信をサポートするには、このポート範囲を構成する必要があります。 |
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-d |
すべてのポートを 3.6.1 のデフォルト値に戻します。表 9–3 を参照してください。 |
||
-c |
sunmc_component:channel |
記録されているコンポーネントチャネルを有効または無効にします。チャネルを制御できる有効な Sun Management Center コンポーネントは、topology、cfgserver、event、cstservice、trap、metadata、agent、platform、および platform_instances です。有効なチャネルは、debug、info、error、status、および history です。 |
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-f |
file-name |
-r、-u、および -o オプションとのみ併用します。指定されてファイルからシードとコミュニティー文字列を読み取り、esd コンポーネントをシードします。このファイルは次の形式です。
seed は再シードに使用するシード、string はコミュニティー文字列です。このファイルはスーパーユーザーの所有で、スーパーユーザーのみ読み取り/書き込みを許可するようにします。これは、不正なユーザーによってシードが読み取られる可能性があるためです。 |
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-h |
es-config オプションの一覧を表示します。 |
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-m |
es-mcp-users 構成ファイルにユーザー名リストを加えることによってモジュール構成伝播を構成します。 |
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-n |
Network Address Translation サポートを有効にします。 |
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-p |
sunmc_component |
Sun Management Center コンポーネント component-name で使用されるようにポートを構成します。有効なコンポーネントは topology、cfgserver、event、cstservice、trap、metadata、rmi、agent、grouping、HTTP、HTTPS、platform、および platform_instances です。 |
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-q |
esd コンポーネントを起動しないでスクリプトを終了します。デフォルトでは、スクリプトは、終了する前に esd コンポーネントの起動を試みます。 |
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-r |
製品のコンポーネントを再シードします。SUNWcry または SUNWcsl パッケージがインストールされている場合、このオプションが指定されていると、SNMP 暗号化 (プライバシ) を有効にするかどうかが問い合わせられます。詳細は、『Sun Management Center 3.6.1 ユーザーガイド』の「SNMP 暗号化 (プライバシ)」を参照してください。 |
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-u |
username |
SNMPv3 エージェント上にローカルに存在する User Security Model (USM) テーブルにユーザーを追加します。<username> USM テーブルに追加する SNMPv3 ユーザーの名前です。ユーザー名を入力して、Return キーを押すと、パスフレーズ (最小 8 文字) を入力して、確認入力するよう求められます。このパスフレーズは、SNMPv3 通信に必要なキーの生成に使用されます。 |
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-W |
webuser |
指定されたユーザーを Web サーバーの起動/停止ユーザーに設定または変更します。Sun Management Center サーバーは、Tomcat Web サーバーを起動/停止するデフォルトユーザーとして noaccess を使用します。 |
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-M |
module |
ローカルアクセスユーザーのモジュール名。-k、-l、-s のいずれかと組み合わせて使用します。 |
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-k |
lauser |
指定されたローカルアクセスユーザーを削除します。これは、サービス管理機能 (SMF)、Module Configuration Propagation、Solaris Container Manager モジュールに適用できます。 |
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-l |
lauser |
指定されたローカルアクセスユーザーを追加します。これは、サービス管理機能 (SMF)、Module Configuration Propagation、Solaris Container Manager モジュールに適用できます。 |
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-s |
全ローカルアクセスユーザーを表示します。これは、サービス管理機能 (SMF)、Module Configuration Propagation、Solaris Container Manager モジュールに適用できます。 |