Sun Management Center 3.6.1 インストールと構成ガイド

CPU リソース

Sun Management Center エージェントがホストシステムに与える演算負荷は、最低限のものです。演算負荷は、定期的なデータ収集、アラーム規則の処理、アラーム予告、アラームアクションの実行、クライアント要求の処理といった通常の管理オペレーションによって引き起こされます。

負荷の量は、データの収集の頻度、収集されるデータ量、検出されるアラームの数、ユーザー要求の数などに比例します。したがって、消費される CPU リソースの割合は、システムに読み込まれるモジュールの数と種類、これらのモジュールの構成、およびホストシステムの演算能力によって決まります。

総合的なモジュールセットが読み込まれた、管理処理の多いローエンドマシンの場合でも、エージェントは CPU リソースのごく一部しか消費しません。

次の表に、各システムにおけるエージェントの CPU と RAM の概算使用率を示します。x86 エージェントについての情報もあります。

表 C–1 各システムにおけるエージェントの CPU と RAM の概算使用率

 

 

CPU 使用率 (CPU Usage) 

RAM 使用率 

 

 

 

サーバーの種類 

構成 (「重い」または「軽い」) 

最大 

最小 

平均 

平均サイズ 

平均常駐サイズ 

Sun Blade 100 

軽い 

0.10% 

0.00% 

0.21% 

8.77M バイト 

7.02M バイト 

Sun Fire 280R 

軽い 

0.10% 

0.00% 

0.10% 

10.47M バイト 

8.49M バイト 

Sun Blade 2000 

軽い 

0.20% 

0.00% 

0.05% 

8.89M バイト 

7.06M バイト 

Sun Fire 880 

軽い 

0.00% 

0.00% 

0.00% 

8.97M バイト 

7.31M バイト 

Sun Blade 100 

重い 

1.20% 

0.50% 

0.79% 

14.83M バイト 

12.99M バイト 

Sun Fire 280R 

重い 

2.60% 

0.10% 

0.81% 

16.22M バイト 

13.92M バイト 

Sun Blade 2000 

重い 

0.30% 

0.20% 

0.20% 

14.45M バイト 

12.76M バイト 

Sun Fire 880 

重い 

4.40% 

0.10% 

0.88% 

16.15M バイト 

14.41M バイト 

軽い構成は、次のモジュールが読み込まれたエージェントをベースとしています。

重い構成は、次のモジュールが読み込まれたエージェントをベースとしています。

  • 構成リーダー

  • 状態モニター

  • カーネルリーダー

  • MIB-II 計測

  • ディレクトリサイズモニタリング

  • ファイル走査

  • Hardware Diagnostics Suite

  • スクリプト起動用ウィンドウ

  • HP JetDirect

  • エージェント統計情報

  • MIB-II プロキシモニタリング

  • その他の各種モジュール (カスタムモジュールなど)

構成が重いサーバーは、必要以上の規模となる可能性があります。マシンのサイズが大きいほど一般にプロセッサとディスクが増え、ハードウェア構成が大きくなります。これらの構成では、大規模マシンで動作するエージェントのメモリー消費量が多大なものとなります。