Sun Enterprise 10000 SSP 3.3 ユーザーマニュアル

制御ボードサーバー

制御ボードサーバー (CBS) は、SSP 上で動作するサーバーです。SSP で実行されるクライアントプログラムから Sun Enterprise 10000 システムへのアクセスは、cbs(1M) を通じて行われます。 cbs(1M) は、Sun Enterprise 10000 システムのいずれかの制御ボードで実行されている制御ボードエグゼクティブ (CBE) と直接通信します。cbs(1M) はクライアントの要求を、CBE が理解する制御ボード管理プロトコル (CBMP) に変換します。以下の図 (図 11-5) に CBS と CBE の接続方法を示します。

図 11-5 CBS を介した SSP と Sun Enterprise 10000 システムの間の通信

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cbs(1M) は cb_config(4) ファイルに基づいて、管理するプラットフォームを特定し、やり取りの相手となる制御ボードを特定します。cb_config(4) ファイルでは、SSP の管理対象となるプラットフォームを指定します。このファイルはドメインの管理ツールおよびコマンドにより自動的に保守されるので、直接変更しないでください。制御ボードの変更を行うには、ssp_config(1M) に cb オプションを指定して使用します。