Sun Enterprise 10000 SSP 3.3 リファレンスマニュアル

fad_files(4)

名前 | 注意 | 機能説明 | 使用例 | 注意事項 | 関連項目

名前

fad_files- ファイルアクセスデーモンファイル

注意

このファイルは手動では編集しないでください。このファイルはドメイン管理用のツールとコマンドによって自動的に保守されます。

機能説明

fad(1M) は fad_files ファイルを調べて、監視すべきファイルアクセスデーモンファイルを判別し、これらのファイルの格納場所と割り当てられているアクセス権を判別します。fad(1M) はさらに、fad_files の情報を使用して、SSP ファイルの読み取り、書き込み、および変更通知の同期をとります。ネットワーク上の他の SSP デーモンやクライアントもこのファイルにアクセスして、ファイルアクセスデーモンの情報を取得します。

fad_files ファイルは、$SSPVAR/.ssp_private に格納されています。通常、次の形式の行が 1 行または複数行含まれています。

type permission path sub_path filename

上記で、

type: ファイルタイプ (domain または nondomain) を示します。
permission: アクセス権を示します。アクセス権は、r (読み取り専用)、w (書き込み専用)、または rw (読み書き) のいずれかです。fad(1M) は適切なアクセス権が割り当てられているファイルに対してのみ、読み取り・書き込みを行うことができます。
path: Enterprise 10000 の有効なパスです。path には SSPOPT、SSPVAR、SSPETC などの任意の SSP 環境変数を指定できます。
sub_path: Enterprise 10000 システム下での絶対パスです。sub_path は通常、etc、data、または . (ドット)です。
filename: fad(1M) の実際のファイル名です。

ハッシュ記号 (#) で始まる行はコメントとみなされます。

使用例

例 1 `fad`(4) ファイルの例

#
# SSP-Enterprise 10000: fad_files example
#
nondomain rw SSPVAR .ssp_private domain_config
domain rw SSPVAR etc eeprom.image
nondomain r SSPETC etc ssp_startup.main

注意事項

このファイルは SSP パッケージに付属しており、SSP パッケージと一緒にインストールされます。

fad_files(4)

名前

注意

機能説明

使用例

例 1 fad(4) ファイルの例

注意事項

関連項目

例 1 `fad`(4) ファイルの例