はじめに

このマニュアルでは、InterDomain Network (IDN: ドメイン間相互ネットワーク) 機能について説明します。IDN 機能によって、Sun Enterprise^TM 10000 サーバー上の複数の動的システムドメイン間で、あたかも標準ネットワーク経由で通信を行っているかのように、高速なメモリーベースのハードウェア接続による相互通信が可能となります。

このマニュアルには IDN の構成情報やドメインのエラーメッセージの情報は含まれていません。IDN の構成方法、ドメインのエラーメッセージは「関連マニュアル」に記載されているマニュアルを参照してください。

対象読者と前提条件

このマニュアルは、Solaris^TM オペレーティング環境をベースとした UNIX® システムについての知識を持つ Sun Enterprise 10000 サーバーのシステム管理者を対象にしています。UNIX システムに不慣れな場合は、このサーバーに添付された AnswerBook2^TM 形式の Solaris のシステム管理者関連のマニュアルをすべて読み、UNIX システム管理者のトレーニングの受講を検討してください。

また、サーバーに添付されたオンラインマニュアル AnswerBook2^TM「TCP/IP とデータ通信」もお読みください。

マニュアルの構成

このマニュアルは、以下の章で構成されています。

第 1 章「InterDomain Networks の概要」では、IDN ネットワークについて紹介し、その目的を説明します。

第 2 章「InterDomain Networks の使用方法」では、IDN ネットワークの設定方法と使用方法について説明します。

付録 A 「SSP 上の IDN のエラーメッセージ、通知、およびパニック」 には、System Service Processor (SSP) 上で発生する IDN 関連のエラーメッセージ、通知、およびパニックの説明があります。

UNIX コマンドの使い方

このマニュアルには、基本的な UNIX コマンドの説明も、システムの停止や起動、デバイスの設定などの手順の説明も含まれていません。

これらの詳細は、以下のマニュアルを参照してください

• Solaris 2.x ソフトウェア環境のオンラインマニュアル AnswerBook2^TM、特に Solaris のシステム管理に関するマニュアル

• システムに付属しているその他のソフトウェアマニュアル

書体と記号について

このマニュアルで使用している書体と記号について説明します。

シェルプロンプト

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