Sun Enterprise 10000 InterDomain Networks ユーザーマニュアル

domain_unlink(1M) コマンドを使用する

この節では、IDN からドメインをリンク解除する方法を説明します。IDN からのリンク解除の方法は、リンク解除対象のドメインの状態と IDN 内の他のドメインの状態によって異なります。domain_unlink(1M) コマンドの詳細は、「ドメインのリンク解除」を参照してください。

IDN からドメインをリンク解除する
  1. domain_status(1M) コマンドを使用して、IDN 内にあるすべてのドメインの状態を確認します。

  2. SSP 上で domain_unlink(1M) コマンドを実行し、ドメインへの IDN 接続を切断します。


    ssp% domain_unlink ドメイン名
    

    指定したドメインが属する IDN 内に、未認識 (AWOL) 状態 (たとえば、停止またはハングアップ状態) のドメインがある場合は、すべての AWOL ドメインを同時にリンク解除するか、目的のドメインに対して強制オプションを使用する必要があります。たとえば、domain_a および domain_c が未認識の状態にある場合は、以下のコマンドを使用してそれらを同時にリンク解除します。


    ssp% domain_unlink domain_a domain_c
    

    ドメインが応答しない場合は、強制オプション (-f または -F) を使用して、目的のドメインをリンク解除します。


    ssp% domain_unlink -f domain_b
    


    注意 - 注意 -

    最初にすべてのドメインのリンク解除を試みた後で、強制オプションによる AWOL ドメインのリンク解除を試みることをお勧めします。リンク解除操作の強制の詳細は、「強制オプション」を参照してください。


これで、ドメインが IDN から完全にリンク解除されました。

TCP/IP スタックの解放と IDN 接続のリンク解除は、どちらを先に行ってもかまいません。ドメインを IDN からリンク解除するために、TCP/IP が解放されている必要はありません。上の例では、idn0 は IPv4 の使用法に基づいています。IPv6 の場合の使用法は、IPv6 のマニュアルを参照してください。Solaris 7 オペレーティング環境では、IPv6 はサポートされていません。TCP/IP ネットワークの構成方法の詳細は、「Sun Enterprise 10000 Domain 構成マニュアル」を参照してください。


注 -

IDN 内の最後の 1 組のドメインをリンク解除すると、その IDN は存在しなくなるので、domain_status(1M) の出力には情報が表示されません。