Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 ユーザーマニュアル

制御ボードフェイルオーバー情報の取得

メイン SSP 上で showfailover(1M) コマンドを使用すれば、SSP または制御ボードのフェイルオーバー状態と専用接続リンクの状態を知ることができます。SSP と制御ボードの名前も知ることができます。また、JTAG インタフェースとシステムクロックを管理している制御ボードも識別できます。表示されるフェイルオーバー情報の詳細は、「フェイルオーバー状態情報の取得」を参照してください。

以下の例は、主制御ボードに障害がある場合に制御ボードフェイルオーバーについて表示される情報です。


ssp% showfailover  
Failover State:
     SSP Failover: Active
     CB Failover:  Failed
Failover Connection Map:
     Main SSP to Spare SSP thru Main Hub:   GOOD
     Main SSP to Spare SSP thru Spare Hub:  GOOD
     Main SSP to Primary Control Board:     FAILED
     Main SSP to Spare Control Board:       GOOD
     Spare SSP to Main SSP thru Main Hub:   GOOD
     Spare SSP to Main SSP thru Spare Hub:  GOOD
     Spare SSP to Primary Control Board:    FAILED
     Spare SSP to Spare Control Board:      GOOD
SSP/CB Host Information
     Main SSP:                              xf12-ssp
     Spare SSP:                             xf12-ssp2
     Primary Control Board (JTAG source):   xf12-cb1
     Spare Control Board:                   xf12-cb0
     System Clock source:                   xf12-cb1

Hostview を使用して、制御ボードフェイルオーバーのタイプ (完全または部分的) を確認することもできます。Hostview において、JTAG インタフェースとシステムクロックを管理している制御ボードが、文字「J」 (JTAG) と「C」 (システムクロックソース) で示されます。

図 9-1 は、部分的な制御ボードフェイルオーバーの後の Hostview ウィンドウの例です。この例では、1 つの制御ボードが JTAG インタフェースを処理し、もう 1 つの制御ボードがシステムクロックソースとして機能しています。

図 9-1 部分的な制御ボードフェイルオーバーの後の Hostview ウィンドウの例

Graphic