Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 リファレンスマニュアル

domain_status(1M)

名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 戻り値 | 注意事項 | 使用例 | 関連項目

名前

domain_status- ドメインの状態の表示

形式

domain_status

-d

domain_name

-m

機能説明

domain_status は domain_config(4) ファイルを表示します。このファイルには、構成済みの各ドメインについて、ドメイン名、プラットフォームタイプ、プラットフォーム名、オペレーティングシステム、システムボード、および InterDomain Networks (IDN) についての情報が格納されています。

オプション

以下のオプションをサポートしています。

-d domain_name

指定したドメインの情報だけを表示します。

-m

ドメイン上で実行されている動的再構成 (DR) モデル (2.0、3.0、unknown のいずれか) を表示します。

DR モデル 2.0 は、ドメインで行われている DR 操作が dr(1M) デーモンによって制御されていることを示します。
DR モデル 3.0 は、ドメイン構成サーバー dcs(1M) がドメインの DR 操作を制御していることを示します。DR model 3.0 ドメインでは、Reconfiguration Coordination Manager (RCM) を使用して、ドメイン上で実行されているデータベース、クラスタ、ボリューム管理ソフトウェアなどのアプリケーションに対して DR 操作をコーディネイトすることもできます。
Unknown は、このドメインが立ち上がっていない、あるいはこのドメインに対して DR が正しく構成されていないため、DR モデルが調べられないことを示します。

戻り値

domain_status が正常に完了した場合は、値 0 が返されます。正常に完了しなかった場合は、0 以外の値が返されます。

注意事項

すべての InterDomain Networks は、状態リスト中の番号によって識別され、番号の後にそのネットワークに属するドメインの名前が表示されます。以下に示すリスト番号はリストのためのタグにすぎず、IDN 固有の識別番号ではありません。

0: xf6-b6 xf6-b7 xf6-b8
1: xf6-b3 xf6-b4

表示されるドメインの状態情報には、ドメイン名、タイプ、プラットフォーム名、DR モデルのバージョン (domain_status コマンドに -m オプションを指定した場合のみ表示)、オペレーティングシステムのバージョン、システムボードがあります。

カラム内に表示されたエントリがそのカラムに割り当てられている幅よりも長い場合、このエントリと、隣のカラムのエントリとの間はスペースで区切られますが、それ以降のカラムに表示される情報はそれぞれのカラム見出しと位置が揃わなくなります。

使用例

例 1 ドメイン状態の表示例

% domain status -m
DOMAIN          TYPE                    PLATFORM  DR-MODEL  OS   SYSBDS
xf6-b2          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   2.0       5.6  2
xf6-b1          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   3.0       5.8  1
xf6-b5          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   2.0       5.6  5 13
xf6-b6          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   2.0       5.7  6 14
xf6-b7          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   3.0       5.8  7 15
xf6-b8          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   2.0       5.7  0 8
xf6-b4          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   3.0       5.8  12
xf6-b3          Ultra-Enterprise-10000  all-xf6   2.0       5.7  4